“きたがわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
北川56.3%
北側25.0%
喜多川18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよいよおひるになって、みんながお弁当べんとうべるときとなったのです。ひとり、北川きたがわだけはつくえかって、宿題しゅくだいをしていました。
笑わなかった少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
夜皆寝て了うたあとで、母屋おもや段落だんおちで二葉亭訳「うき草」を読んだ。此処ここは引越した年の秋、無理に北側きたがわにつぎ足した長五畳の板張いたばりで、一尺程段落になって居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
鳥居清長が三枚続児女江之島詣さんまいつづきじじょえのしまもうでの図の背景の如きまた喜多川きたがわ歌麿が隅田川渡船すみだがわわたしぶねの如き即ちこれなり。時代の気運はようやく風俗画のほかに独立せる山水を要求するに至れるなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)