“きたがは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
北側75.0%
北川25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この火山島かざんとう直徑ちよつけいわづか三粁さんきろめーとる小圓錐しようえんすいであつて、その北側きたがは人口じんこう二千五百にせんごひやくまちがあり、北西ほくせい八合目はちごうめ噴火口ふんかこうがある。火孔かこう三箇さんこ竝立へいりつして鎔岩ようがんたゝへ、數分間すうふんかんおきにこればしてゐる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
どうしてこの明るい家の中に、こんなくらさがあるのだらうとかんがへた。北側きたがはに一れんかべがあるこれだ。——しかし、私は間もなく周囲しうゐの庭にみだれてゐるとりどりのはないろまよひ出した。
美しい家 (新字旧仮名) / 横光利一(著)
瀬戸と大泉のほかに、北川きたがはといふ建築家、津留つるといふ婦人科医、ごうといふ騎兵大尉である。
落葉日記 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「うそオつけエ!」と、ぞうきんをさげて来た一番小さい北川きたがは君が、だしぬけに叫びました。それと一しよに、ぞうきんからタラ/\と水が流れました。覚えずぞうきんを握りしめたからです。
掃除当番 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)