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けいせい
ふりがな文庫
“
傾城
(
けいせい
)” の例文
山に誓い、海に誓い、神ほとけに誓っても、それは
傾城
(
けいせい
)
遊女の空誓文と同じことで、主人がそれを
反古
(
ほご
)
にするのは何でもないのである。
番町皿屋敷
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
嵯峨
(
さが
)
や
御室
(
おむろ
)
」で
馴染
(
なじみ
)
の「わたしゃ都の島原できさらぎという
傾城
(
けいせい
)
でござんすわいな」の名文句から思い出の
優婉
(
ゆうえん
)
な想像が全く破れる。
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
女郎免
(
じょろうめん
)
・
傾城
(
けいせい
)
屋敷などというと人はすぐに
艶
(
なま
)
めかしい伝説を想像したがるが、これも本来はまた神に仕えて舞う女性の名であった。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
唯だ其性質の天晴
傾城
(
けいせい
)
の
神
(
しん
)
とも言はる可き程なるを見て、紅葉は写実の点より墨を染めたりと言はんより、寧ろ理想上の一紅唇
「伽羅枕」及び「新葉末集」
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
源内が先に立って、楽屋口から頭取座の方へ行くと、
瀬川菊之丞
(
せがわきくのじょう
)
が、
傾城
(
けいせい
)
揚巻
(
あげまき
)
の
扮装
(
いでたち
)
で、頭取の横に腰を掛けて出を待っている。
平賀源内捕物帳:萩寺の女
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
京伝に及ばずと自ら認めた臭草紙でも『
傾城
(
けいせい
)
水滸伝』や『
金毘羅船
(
こんぴらぶね
)
』のような名篇を続出して、盛名もはや京伝の論ではなくなっている。
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
麗服
颺菁
(
ようせい
)
、
眳藐流眄
(
べいびょうりゅうべん
)
、一顧
傾城
(
けいせい
)
とある
*
を、山岡明阿の『類聚名物考』一七六に引いて、邪視をナガシメと訓じあるを見あてた。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
浜御所の廻廊すべての
吊
(
つ
)
り
燈籠
(
どうろう
)
に灯を入れること。そして、
仮粧坂
(
けわいざか
)
や名越の
傾城
(
けいせい
)
、
白拍子
(
しらびょうし
)
などを、たくさんに呼びあつめろ。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
誠に無理な事で、
傾城
(
けいせい
)
遊女の身の上で、
揚代金
(
あげだいきん
)
を取って置きながら、お客に肌を許さんとは余り理のない話でございます。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
といっている。近松の
心中物
(
しんじゅうもの
)
を見ても分るではないか。
傾城
(
けいせい
)
の誠が金で
面
(
つら
)
を張る圧制な
大尽
(
だいじん
)
に解釈されようはずはない。
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
さうだつてね、新吉原の土手で、遊びに行く武家がポンポン髷を切られるんだつてね、——大きい聲ぢや言へねえが、『人は武士なぜ
傾城
(
けいせい
)
に嫌がられ』
銭形平次捕物控:174 髷切り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
最後にその「花かすていら」さえ今はもう
食物
(
しょくもつ
)
ではない。そこには年の若い
傾城
(
けいせい
)
が一人、
艶
(
なまめか
)
しい
膝
(
ひざ
)
を崩したまま、斜めに
誰
(
たれ
)
かの顔を見上げている。………
誘惑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
親兄弟に見離され、あかの他人の
傾城
(
けいせい
)
に、可愛がらりょうはずがない、とある以上は、細君にさえ持てない主人が、世間一般の淑女に気に入るはずがない。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
若太夫 (千寿の取りなしに力を得たように)今度の狂言に比べますと、大当りだという
傾城
(
けいせい
)
浅間ヶ嶽の狂言などは、浅はかな性もない趣向でござりまする。
藤十郎の恋
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
大音あげて弁ずらく、将軍西国より御上洛ならば、さだめて、鞆、尾の道の
傾城
(
けいせい
)
共を、御召連れなされ候わん。それに食わせる引出物。一匹射留めて進上しよう。
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
この小さんは、美音で音曲にも長じてゐたが、ひどい
大菊石
(
おほあばた
)
でその
醜男
(
ぶおとこ
)
が恐る可き話術の妙、
傾城
(
けいせい
)
八つ橋の、花に似た
顔
(
かんばせ
)
の美しさを説くと、満座おもはず恍惚となる。
吉原百人斬り
(新字旧仮名)
/
正岡容
(著)
「
冥途
(
めいど
)
の
飛脚
(
ひきゃく
)
」の中で、竹本の
浄瑠璃
(
じょうるり
)
に
謡
(
うた
)
う、あの
傾城
(
けいせい
)
に真実なしと世の人の申せどもそれは皆
僻言
(
ひがごと
)
、わけ知らずの言葉ぞや、……とかく恋路には
虚
(
いつわり
)
もなし、誠もなし
霜凍る宵
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
「
傾城
(
けいせい
)
は金でかふものにあらず、意気地にかゆるものとこころへべし」とは
廓
(
くるわ
)
の
掟
(
おきて
)
であった。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
ことわざにも「
傾城
(
けいせい
)
に誠なし」と申します。遊女などの申す言葉などあてになるものですか。
出家とその弟子
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
「ええ、
鼠小紋春着新形
(
ねずみこもんはるぎのしんがた
)
。神田の
与吉
(
よきち
)
実は鼠小僧
次郎吉
(
じろきち
)
、
傾城
(
けいせい
)
松山、」ちょっと句切って
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「妙高山に立てこもる
女賊
(
にょぞく
)
の張本
傾城
(
けいせい
)
小銀が、女兵ばかりを四百率い
殿
(
しんがり
)
致しておりまする」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
金紗
(
きんしゃ
)
(
元結
(
もっとい
)
ぐらいな長さの、金元結の柔らかい、
縒
(
より
)
のよい細いようなのを、二、三十本揃えたもの。芝居の
傾城
(
けいせい
)
の
鬘
(
かつら
)
にかけてあるのと同じ)だって、プツンと
断
(
き
)
って、一ぺんかけただけだった。
旧聞日本橋:22 大門通り界隈一束(続旧聞日本橋・その一)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
傾城
(
けいせい
)
にマコトなし、などと云うのに、相思相愛というのが解せない話で、そういうものが実在するにしても一興だが、行ってみてコトワザの方の真実を裏づけるような事実を見るのも一興である。
明治開化 安吾捕物:11 その十 冷笑鬼
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
男
傾城
(
けいせい
)
ならぬ身の空涙こぼして何に成るべきや、昨日あはれと見しは昨日のあはれ、今日の我が身に爲す業しげゝれば、忘るゝとなしに忘れて一生は夢の如し、露の世といへばほろりとせしもの
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
たとえば、『
座頭
(
ざとう
)
』とか、『
傾城
(
けいせい
)
』とか、『
汐
(
しお
)
くみ』とか、『鷺娘』とかというふうのものは、読む詩としてもある情調を印象するには相違ないが、「叙情詩」として優れたものと言えるであろうか。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
打越
(
うちこえ
)
て柴屋寺へと
急
(
いそぎ
)
ける(柴屋寺と言は柴屋宗長が
庵室
(
あんしつ
)
にして今
猶
(
なほ
)
在
(
あり
)
と)既に其夜も
子刻
(
こゝのつ
)
の
拍子木
(
ひやうしぎ
)
諸倶
(
もろとも
)
家々の
軒行燈
(
のきあんどん
)
も早引て
廓
(
くるわ
)
の中も
寂寞
(
ひつそり
)
と
往來
(
ゆきゝ
)
の人も
稀
(
まれ
)
なれば
時刻
(
じこく
)
も丁度
吉野屋
(
よしのや
)
の
裏口
(
うらぐち
)
脱
(
ぬけ
)
て
傾城
(
けいせい
)
白妙名に
裏表
(
うらうへ
)
の
墨染
(
すみぞめ
)
の衣を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
読んでお夏が「我も
室
(
むろ
)
で育ちし故、母方が悪いの、
傾城
(
けいせい
)
の風があるのとて、何処の嫁にも嫌はるゝ、これぞ
宜
(
よ
)
い事幸ひと、
猶
(
なほ
)
女郎の風を似せ」
「歌念仏」を読みて
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
ともかくも
傾城
(
けいせい
)
一人を身請けするというからには、相当の金がいるはずである、よほど遊んだ金を持っている奴でなければできないことじゃ。
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
傾城
(
けいせい
)
の
戯
(
ざ
)
れ
口
(
ぐち
)
ならば咎めるまでもないが、なにか心得があっていうことならば、これも聞き捨てにならないことと彼は思う。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そうだってね、新吉原の土手で、遊びに行く武家がポンポン髷を切られるんだってね、——大きい声じゃ言えねえが、『人は武士なぜ
傾城
(
けいせい
)
に嫌がられ』
銭形平次捕物控:174 髷切り
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
あまりの不思議さに我を忘れて、しばしがほどは
惚々
(
ほれぼれ
)
と
傾城
(
けいせい
)
の姿を見守つて居つたに、相手はやがて
花吹雪
(
はなふぶき
)
を身に浴びながら、につこと
微笑
(
ほほゑ
)
んで申したは
きりしとほろ上人伝
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
年来
(
としごろ
)
になりければ平塚の宿に
夜叉王
(
やしゃおう
)
といふ
傾城
(
けいせい
)
のもとへ通ひて女子一人設けたり寅の年の寅の月の寅の日に生まれければその名を三虎御前とぞ呼ばれける。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
自分の友人が何人も住んでいる小石川
傾城
(
けいせい
)
ヶ窪のごときは、すなわち無意識の滑稽といわねばならぬ。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
傾城
(
けいせい
)
に扮せる中村七三郎と五郎に扮せるものと覚しき市川純蔵両人を大なる盃に載せ
後
(
うしろ
)
に菊花と紅葉を
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
おなじ刺青でも二人立と来ては大仕事で、殊に滝夜叉は
傾城
(
けいせい
)
の姿ですから、手数がなか/\かゝる。
三浦老人昔話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
絵なり、
像
(
すがた
)
なり、天女、美女、よしや
傾城
(
けいせい
)
の
肖顔
(
にがお
)
にせい、美しい
容色
(
きりょう
)
が
肖
(
に
)
たと云うて、涙を流すならば
仔細
(
しさい
)
ない。誰も泣きます。鬼瓦さながらでは、ソッとも、嘘にも泣けませぬ。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
顔見世狂言にひどい不評を招いた中村七三郎は、年が改まると初春の狂言に、『
傾城
(
けいせい
)
浅間
(
あさま
)
ヶ
嶽
(
だけ
)
』を出して、
巴之丞
(
とものじょう
)
の役に
扮
(
ふん
)
した。七三郎の巴之丞の評判は、すさまじいばかりであった。
藤十郎の恋
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
筆「はい、
巣鴨
(
すがも
)
傾城
(
けいせい
)
ヶ
窪
(
くぼ
)
の
吉田監物
(
よしだけんもつ
)
の家来下河原清左衞門と申す者でございます」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「妾ア
真実
(
まこと
)
傾城
(
けいせい
)
上りさ。そうしてやっぱり泥棒さ。傾城の小銀たア妾のことだよ」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
勘當
(
かんだう
)
致せしも當分の
見懲
(
みこらし
)
と存ぜしなり五八とやらは
幇間
(
たいこ
)
などに
似合
(
にあは
)
ぬ深切なる者又初瀬留事も
誠
(
まこと
)
に
惜
(
をし
)
き
心底
(
しんてい
)
其樣な女ならば
傾城
(
けいせい
)
にても
苦
(
くる
)
しからず
身請
(
みうけ
)
致し夫婦に致さんと存ずるが
何卒
(
なにとぞ
)
御世話下されまじきやと母の頼みなれば吉右衞門も平兵衞に
對
(
むか
)
ひ何卒此上は
貴殿
(
きでん
)
へ御任せ申間宜敷
御取計
(
おとりはから
)
ひ下され候樣にと申にぞ家主平兵衞夫は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
……どれ、だいぶ寒い思いをしたから、今夜は八瀬の
傾城
(
けいせい
)
に会ってその極楽の
衾
(
ふすま
)
に、
迦陵頻伽
(
かりょうびんが
)
の声でも聞こう。おさらば
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「さう申しては何んですが、あれが君
傾城
(
けいせい
)
の果てとは、どうしても思はれません。たいしたお心掛けでございます」
銭形平次捕物控:237 毒酒薬酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
これ皆町の息子親の呼んで当てがう女房を嫌い、
傾城
(
けいせい
)
に
泥
(
なず
)
みて勘当受け、
跡職
(
あとしき
)
を得取らずして
紙子
(
かみこ
)
一重の境界となる
類
(
たぐ
)
い、我身知らずの
性悪
(
しょうわる
)
という者ならずや
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
さればさすがに
有験
(
うげん
)
の隠者もうかとその手に乗らうとしたが、思へばこの真夜中に幾百里とも知らぬ「あんちおきや」の都から、
傾城
(
けいせい
)
などの来よう筈もおぢやらぬ。
きりしとほろ上人伝
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
忽然
(
こつぜん
)
川岸づたいに
駈
(
か
)
け来る一人の女がハタとわが足許に
躓
(
つまず
)
いて倒れる。
抱
(
いだ
)
き起しながら
見遣
(
みや
)
れば金銀の
繍取
(
ぬいとり
)
ある
裲襠
(
うちかけ
)
を着
横兵庫
(
よこひょうご
)
に結った黒髪をば
鼈甲
(
べっこう
)
の
櫛笄
(
くしこうがい
)
に
飾尽
(
かざりつく
)
した
傾城
(
けいせい
)
である。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ただ二番目の松若は
傾城
(
けいせい
)
花子に化けているという役で、どうしても美しい女の顔にならなければならないので、特に
鬘師
(
かつらし
)
に註文したらしく、前髪の一方を長く切下げたように垂れさせて
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
この小増は
私
(
わし
)
が久しい馴染で、
斯
(
こ
)
ういう
廓
(
くるわ
)
には
意気地
(
いきじ
)
と云って、一つ屋敷の者で私に出ている者が、下役の貴公には出ないものじゃ、そこが意気地で、少しは
傾城
(
けいせい
)
にも義理人情があるから
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「それでは……お前は
傾城
(
けいせい
)
になるつもりかえ」
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「もしまた
妾
(
わたし
)
が
傾城
(
けいせい
)
上がり……」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「へッ、二本差が十八や十九の娘に惚れて、刀や脇差をひねくり回す
術
(
て
)
はありませんよ。——人は武士なぜ
傾城
(
けいせい
)
に嫌がられ——なんと、うまい事を言ったもので」
銭形平次捕物控:243 猿回し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“傾城”の意味
《名詞》
傾城(けいせい)
城を傾(かたむ)けること。又は、傾(かたむ)いた城。
国を傾(かたむ)けること。国を危(あや)うくすること。
(城や国を傾けるような)絶世の美女。
遊女。女郎。
(出典:Wiktionary)
傾
常用漢字
中学
部首:⼈
13画
城
常用漢字
小4
部首:⼟
9画
“傾城”で始まる語句
傾城買
傾城町
傾城塚
傾城傾国
傾城遊女
傾城姿
傾城眼
傾城冥利
傾城高尾
傾城奉公