“仮粧坂”の読み方と例文
読み方割合
けわいざか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここから先にも、清見潟きよみがた、黄瀬川、足柄あしがら、大磯小磯、そして鎌倉口の仮粧坂けわいざかまで、ほとんどみちの花を見かけない宿場はない。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
浜御所の廻廊すべての燈籠どうろうに灯を入れること。そして、仮粧坂けわいざかや名越の傾城けいせい白拍子しらびょうしなどを、たくさんに呼びあつめろ。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「……ご無念はよう拝察いたされますが、なにせい小袋坂、仮粧坂けわいざか、極楽寺坂、三道ともに、撃ち破られましては」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)