“身請”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みうけ72.7%
みう27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
篠原梅甫が今の妻女の小芳を吉原から身請みうけしたとき、場所が閑静なのと、構えの洒落しゃれている割に値が安かったところから買い取ったものだが
とゞまりしと雖も小夜衣の事を思ひきりしに非ず只々たゞ/\便たよりをせざるのみにて我此家の相續をなさば是非ともかれ早々さう/\身請みうけなし手活ていけの花とながめんものを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
身請みうけをしてくれた旦那に死なれて、少しばかりの家財と共に、昔の姉分の時代を頼つて、此家へ轉げ込んだといふ女です。
もし四、五百両ぐらいで、そっと八橋の身請みうけができるものならば、いっそそうした方が無事かも知れないと考えた。
籠釣瓶 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)