身請けをしてくれた旦那に死なれて、少しばかりの家財と共に、昔の姉分の時代を頼つて、此家へ轉げ込んだといふ女です。
もし四、五百両ぐらいで、そっと八橋の身請けができるものならば、いっそそうした方が無事かも知れないと考えた。
残念々々残念々々という字がいくつとなく眼にはいった。しかし身請けされて行ったところは書いてなかった。
比翼塚建てましょうにと、嘆いておったほど物分りのよいおやじ様じゃ。めでたく身請けが出来たら、また好物の菓子折など届けろよ。念のためじゃ、七五郎達送り届けい。——では京弥!
“身請”の解説
身請(みうけ)は、芸娼妓などの身の代金(前借り金)を支払い、約束の年季があけるまえに、稼業をやめさせることである。身請ののち、自分の妻、また妾にすることもある。落籍ともいう。
(出典:Wikipedia)
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