“大菊石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおあばた50.0%
おほあばた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉三郎はそう言ってプツリと口をつぐみました。松皮疱瘡まつかわぼうそうでひどい大菊石おおあばた、まだ若い盛りを何という顔でしょう。
大菊石おおあばたの、見る影もないと言われた阿夜子の顔に——
法悦クラブ (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
吉三郎はさう言つてプツリと口をつぐみました。松皮疱瘡まつかははうさうでひどい大菊石おほあばた、まだ若い盛りを何といふみにくい顏でせう。
この小さんは、美音で音曲にも長じてゐたが、ひどい大菊石おほあばたでその醜男ぶおとこが恐る可き話術の妙、傾城けいせい八つ橋の、花に似たかんばせの美しさを説くと、満座おもはず恍惚となる。
吉原百人斬り (新字旧仮名) / 正岡容(著)