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貝塚
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かひづか
ふりがな文庫
“
貝塚
(
かひづか
)” の例文
鍬
(
くは
)
を
擔
(
かつ
)
いで
遺跡
(
ゐせき
)
さぐりに
歩
(
ある
)
き、
貝塚
(
かひづか
)
を
泥
(
どろ
)
だらけに
成
(
な
)
つて
掘
(
ほ
)
り、
其
(
その
)
掘出
(
ほりだ
)
したる
土器
(
どき
)
の
破片
(
はへん
)
を
背負
(
せお
)
ひ、
然
(
さ
)
うして
家
(
いへ
)
に
歸
(
かへ
)
つて
井戸端
(
ゐどばた
)
で
洗
(
あら
)
ふ。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
またその
反對
(
はんたい
)
にデンマルクなどのように、
海
(
うみ
)
が
陸地
(
りくち
)
ををかして
來
(
き
)
たので、
今日
(
こんにち
)
では
海中
(
かいちゆう
)
に
貝塚
(
かひづか
)
が
浸
(
ひた
)
つてゐるところもあります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
一、
貝塚
(
かひづか
)
。多量の貝殼積み重なりて廣大なる物捨て塲の体を成せるもの。好例東京王子西ヶ原に在り。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
下部
(
かぶ
)
の
貝塚
(
かひづか
)
が、
普通
(
ふつう
)
ので、
其上
(
そのうへ
)
に
彌生式
(
やよひしき
)
の
貝塚
(
かひづか
)
が
重
(
かさ
)
なつて
居
(
ゐ
)
るとか、たしかそんな
事
(
こと
)
であつた。
今
(
いま
)
雜誌
(
ざつし
)
が
手元
(
てもと
)
に
無
(
な
)
いので
委
(
くは
)
しくは
記
(
しる
)
されぬ。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
果
(
はた
)
してそれは
貝塚
(
かひづか
)
でありまして、
石器
(
せつき
)
や
土器
(
どき
)
が
多數
(
たすう
)
に
出
(
で
)
て
來
(
き
)
たのです。これが
日本
(
につぽん
)
において
貝塚
(
かひづか
)
を
研究
(
けんきゆう
)
するために
發掘
(
はつくつ
)
した
最初
(
さいしよ
)
であります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
▼ もっと見る
大森
(
おほもり
)
の
貝塚
(
かひづか
)
は、
人類學研究者
(
じんるゐがくけんきうしや
)
の
眼
(
め
)
から、
最
(
もつと
)
も
神聖
(
しんせい
)
なる
地
(
ち
)
として
尊敬
(
そんけい
)
せられて
居
(
ゐ
)
る。
此所
(
こゝ
)
が
本邦
(
ほんぽう
)
最初
(
さいしよ
)
に
發見
(
はつけん
)
せられた
石器時代
(
せききじだい
)
の
遺跡
(
ゐせき
)
であるからだ。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
これらの
貝塚
(
かひづか
)
の
廣
(
ひろ
)
さは、
大
(
おほ
)
きなのになると
一町歩以上
(
いつちようぶいじよう
)
のものもあつて、
貝殼
(
かひがら
)
のつもつた
厚
(
あつ
)
さは
數尺以上
(
すうしやくいじよう
)
に
達
(
たつ
)
してをります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
鶴見臺
(
つるみだい
)
の
各所
(
かくしよ
)
に、
地名表
(
ちめいへう
)
には
遺跡
(
ゐせき
)
として
記入
(
きにふ
)
あるが、
實際
(
じつさい
)
に
於
(
おい
)
て、
破片
(
はへん
)
一箇
(
ひとつ
)
見出
(
みいだ
)
さぬ
貝塚
(
かひづか
)
が
少
(
すくな
)
くない。(
大發掘
(
だいはつくつ
)
はせぬが)
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
貝塚
(
かひづか
)
に
彌生式
(
やよひしき
)
が
混
(
こん
)
じたと
言
(
い
)
はうよりも、
彌生式土器
(
やよひしきどき
)
の
出
(
で
)
る
貝塚
(
かひづか
)
に、
他
(
た
)
の
土器
(
どき
)
が
混
(
こん
)
じたと
言
(
い
)
ひたい
位
(
くらゐ
)
の
分量
(
ぶんりやう
)
である。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
玉川向
(
たまかはむか
)
ふ、
即
(
すなは
)
ち
神奈川縣下
(
かながはけんか
)
に
屬
(
ぞく
)
する
方面
(
はうめん
)
には、
餘
(
あま
)
り
有望
(
いうぼう
)
の
貝塚
(
かひづか
)
は
無
(
な
)
い。いや
貝塚
(
かひづか
)
としては
面積
(
めんせき
)
も
廣
(
ひろ
)
く、
貝層
(
かひそう
)
も
深
(
ふか
)
いのが
無
(
な
)
いでも
無
(
な
)
いが、
土器
(
どき
)
の
出方
(
でかた
)
が
甚
(
はなは
)
だ
惡
(
わる
)
い。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
『
掘
(
ほ
)
らせんといふなら
掘
(
ほ
)
らん。
掘
(
ほ
)
らうと
思
(
おも
)
へば、どんな
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
つても
屹
(
きつ
)
と
掘
(
ほ
)
つて
見
(
み
)
せるが、ナニ、
這
(
こ
)
んな
糞
(
くそ
)
ツたれ
貝塚
(
かひづか
)
なんか
掘
(
ほ
)
りたくは
無
(
な
)
い』と
叫
(
さけ
)
ぶのである。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
それから十
町
(
ちやう
)
と
隔
(
へだ
)
たつて
居
(
を
)
らぬ
加瀬
(
かせ
)
の
貝塚
(
かひづか
)
に
廻
(
まは
)
つて、
小發掘
(
せうはつくつ
)
を
試
(
こゝろ
)
み、
相變
(
あひかは
)
らず
失敗
(
しつぱい
)
して
歸宅
(
きたく
)
した。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
貝塚
(
かひづか
)
を
掘
(
ほ
)
りながら、
珈琲
(
コーヒー
)
を
飮
(
の
)
むなんて、ドロボツクル
始
(
はじ
)
まつて
以來
(
いらい
)
の
贅澤
(
ぜいたく
)
だと
大笑
(
おほわら
)
ひ。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
幻花子
(
げんくわし
)
が
種々
(
いろ/\
)
の
珍品
(
ちんぴん
)
を
手
(
て
)
に
入
(
い
)
れた
事
(
こと
)
から、
地主
(
ぢぬし
)
との
衝突奇談
(
しようとつきだん
)
、
小作人
(
こさくにん
)
との
大喧嘩
(
おほけんぐわ
)
、
小南保之助氏
(
こみなみやすのすけし
)
と
貝塚
(
かひづか
)
の
奇遇談
(
きぐうだん
)
やら、
足立博士
(
あだちはかせ
)
の
未
(
ま
)
だ
學士時代
(
がくしじだい
)
に
此所
(
こゝ
)
へ
來
(
き
)
て
蜂
(
はち
)
に
螫
(
さ
)
された
話
(
はなし
)
やら、
却々
(
なか/\
)
面白
(
おもしろ
)
い。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
水谷氏
(
みづたにし
)
と
顏
(
かほ
)
を
見合
(
みあは
)
せて『
何
(
なに
)
も
出
(
で
)
ないでも
好
(
い
)
いです。
大森
(
おほもり
)
の
貝塚
(
かひづか
)
を
一鍬
(
ひとくわ
)
でも
堀
(
ほ
)
つたといふ
事
(
こと
)
が、
既
(
すで
)
に
誇
(
ほこ
)
るに
足
(
た
)
るのですから』など
負惜
(
まけを
)
しみを
言
(
い
)
つて
見
(
み
)
たが、
如何
(
どう
)
もそれでは
實
(
じつ
)
の
處
(
ところ
)
、
滿足
(
まんぞく
)
が
出來
(
でき
)
ぬ。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
と
云
(
い
)
ふものは、
碌々
(
ろく/\
)
貝塚
(
かひづか
)
を
發掘
(
はつくつ
)
して
見
(
み
)
もせずに、
直
(
たゞ
)
ちに
地中
(
ちちう
)
の
秘密
(
ひみつ
)
を
知
(
し
)
つた
振
(
ふり
)
をして、
僅少
(
きんせう
)
なる
遺物
(
ゐぶつ
)
を
材料
(
ざいれう
)
に、
堂々
(
だう/\
)
たる
大議論
(
だいぎろん
)
を
並
(
なら
)
べ、
然
(
さ
)
うして
自個
(
じこ
)
の
學説
(
がくせつ
)
を
立
(
た
)
てるのに
急
(
きふ
)
な
人
(
ひと
)
が
無
(
な
)
いでも
無
(
な
)
い。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
なる
程
(
ほど
)
貝塚
(
かひづか
)
とは
這
(
こ
)
んな
物
(
もの
)
だなと
初
(
はじ
)
めて
余
(
よ
)
は
地中
(
ちちう
)
に
秘密
(
ひみつ
)
あるを
知
(
し
)
つた。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
馬籠
(
まごめ
)
の
貝塚
(
かひづか
)
と
根方
(
ねがた
)
の
貝塚
(
かひづか
)
とは、
池上街道
(
いけがみかいだう
)
を
挾
(
はさ
)
んで
兩方
(
りやうはう
)
に
有
(
あ
)
る。
併
(
しか
)
し、
概
たいがい
我々
(
われ/\
)
はそれを
馬籠
(
まごめ
)
の
名
(
な
)
の
下
(
もと
)
に一
括
(
くわつ
)
して
居
(
ゐ
)
る。
別
(
べつ
)
に
理由
(
りゆう
)
は
無
(
な
)
いが、
最初
(
さいしよ
)
は
根方
(
ねがた
)
の
貝塚
(
かひづか
)
をも、
馬籠
(
まごめ
)
だと
信
(
しん
)
じて
居
(
ゐ
)
たからで。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
“貝塚”の解説
貝塚(かいづか)とは、貝類の常食に適した地に居住する先史時代の人々が、日々ごみとして大量に出る貝殻と他の様々な生活廃棄物と共に長年に亘って投棄し続けることで、それらが累積した特定の場所をいう。貝殻の捨て場所とする以外に、貝の加工場、あるいは塩の生産場の役割を果たした場所とする解釈もある。
(出典:Wikipedia)
貝
常用漢字
小1
部首:⾙
7画
塚
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
“貝塚”で始まる語句
貝塚土器
貝塚發掘
貝塚居
貝塚曲玉