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此後
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このご
ふりがな文庫
“
此後
(
このご
)” の例文
さうして
此後
(
このご
)
も
大凡
(
おほよ
)
そこんな
状勢
(
じやうせい
)
で
進
(
すゝ
)
むからして
從
(
したがつ
)
て
少
(
すくな
)
くも
是迄
(
これまで
)
彌
(
いや
)
が
上
(
うへ
)
に
殖
(
ふ
)
えて
來
(
き
)
た
國債
(
こくさい
)
の
總額
(
そうがく
)
を
殖
(
ふや
)
さずに
濟
(
す
)
まし
得
(
う
)
る
次第
(
しだい
)
である。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
是
(
こ
)
れと
言
(
い
)
ふも
矢張
(
やつぱり
)
原田
(
はらだ
)
さんの
縁引
(
ゑん
)
が
有
(
あ
)
るからだとて
宅
(
うち
)
では
毎日
(
まいにち
)
いひ
暮
(
くら
)
して
居
(
ゐ
)
ます、お
前
(
まへ
)
に
如才
(
ぢよさい
)
は
有
(
あ
)
るまいけれど
此後
(
このご
)
とも
原田
(
はらだ
)
さんの
御機嫌
(
ごきげん
)
の
好
(
い
)
いやうに
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
荷船の帆柱と工場の煙筒の
叢
(
むらが
)
り立つた
大川口
(
おほかはぐち
)
の光景は、
折々
(
をり/\
)
西洋の漫画に見るやうな一種の趣味に
照
(
てら
)
して、
此後
(
このご
)
とも案外長く
或
(
ある
)
一派の詩人を
悦
(
よろこ
)
ばす事が出来るかも知れぬ。
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
思し召されて御
辛抱
(
しんばう
)
を成さる事は出來ぬかや
此後
(
このご
)
は
屹度
(
きつと
)
愼
(
つゝし
)
むと
堅
(
かた
)
き
誓
(
ちか
)
ひの御
言葉
(
ことば
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
この空軍だけでも日本全土を、征服してしまうことは、訳のないことじゃ。艦隊の主力たる我が艦列の、彼に
勝
(
まさ
)
ること一倍半なることは、
此後
(
このご
)
の戦況に、大発展を予約しているものじゃ。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
さすれば
無用
(
むよう
)
の
費
(
つひえ
)
を
節
(
せつ
)
せむ、
汝
(
なんぢ
)
一人
(
いちにん
)
の
奉公
(
ほうこう
)
にて
萬人
(
ばんにん
)
のためになりたるは、
多
(
おほ
)
く
得難
(
えがた
)
き
忠義
(
ちうぎ
)
ぞかし、
罪
(
つみ
)
無
(
な
)
き
汝
(
なんぢ
)
を
辱
(
はづか
)
しめつ、
嘸
(
さぞ
)
心外
(
しんぐわい
)
に
思
(
おも
)
ひつらむが、
予
(
よ
)
を
見棄
(
みす
)
てずば
堪忍
(
かんにん
)
して、また
此後
(
このご
)
を
頼
(
たの
)
むぞよ
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此後
(
このご
)
は
東京
(
とうけう
)
廣
(
ひろ
)
しといへども、
山村
(
やまむら
)
の
下女
(
げぢよ
)
に
成
(
な
)
る
物
(
もの
)
はあるまじ、
感心
(
かんしん
)
なもの、
美事
(
みごと
)
の
心
(
こゝろ
)
がけと
賞
(
ほ
)
めるもあれば、
第
(
だい
)
一
容貌
(
きりやう
)
が申
分
(
ぶん
)
なしだと、
男
(
をとこ
)
は
直
(
じ
)
きにこれを
言
(
い
)
ひけり。
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
私は途方に暮れて、唯だぼんやり其の樣子を打眺めるばかり、女が
此後
(
このご
)
の身の振り方を問ひ迫つても、私は何とも即座に囘答を與へることが出來ない。すると女は直ぐ泣きはじめた。
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
瓦斯マスクのことなんか、軍部に
委
(
まか
)
しといたら、いいじゃないか。それに
此後
(
このご
)
は戦争なんて無くなってゆくのが、人間の考えとしたら自然だと思うよ。聯盟だって、もう大丈夫しっかりしているよ。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
此後
(
このご
)
能々
(
よく/\
)
實母へ孝行を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
成程
(
なるほど
)
お
力
(
りき
)
を
鬼
(
おに
)
といふたから
私
(
わたし
)
は
魔王
(
まわう
)
で
御座
(
ござ
)
んせう、モウいひませぬ、モウいひませぬ、
決
(
けつ
)
してお
力
(
りき
)
の
事
(
こと
)
につきて
此後
(
このご
)
とやかく
言
(
い
)
ひませず、
蔭
(
かげ
)
の
噂
(
うはさ
)
しますまい
故
(
ゆゑ
)
離縁
(
りゑん
)
だけは
堪忍
(
かんにん
)
して
下
(
くだ
)
され
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
比律賓
(
フィリッピン
)
第四飛行聯隊の主力は、オロンガボオ軍港を脱出し、中華民国
浙江省
(
せっこうしょう
)
西湖
(
せいこ
)
に集結せるものの如く、
而
(
しか
)
して
此後
(
このご
)
の行動は、数日後を期して、大阪
若
(
もしく
)
は東京方面を襲撃せんとするものと信ぜらる。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
何
(
ど
)
うで
我
(
お
)
れは
此樣
(
このやう
)
な
活地
(
いくぢ
)
なし、
馬車
(
ばしや
)
は
思
(
おも
)
ひも
寄
(
よ
)
らぬ
事
(
こと
)
、
此後
(
このご
)
辻車
(
つぢぐるま
)
ひくやら
知
(
し
)
れた
物
(
もの
)
で
無
(
な
)
ければ、
今
(
いま
)
のうち
身
(
み
)
の
納
(
おさま
)
りを
考
(
かんが
)
へて、
利口
(
りこう
)
で
物
(
もの
)
の
出來
(
でき
)
る、
學者
(
がくしや
)
で
好男子
(
いろをとこ
)
で、
年
(
とし
)
の
若
(
わか
)
いに
乘
(
のり
)
かへるが
隨
(
ずゐ
)
一であらう
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ありし
雛遊
(
ひなあそ
)
びの
心
(
こゝろ
)
あらたまらず
改
(
あらた
)
まりし
姿
(
すがた
)
かたち
気
(
き
)
にとめんとせねばとまりもせで
良
(
りやう
)
さん
千代
(
ちい
)
ちやんと
他愛
(
たあい
)
もなき
談笑
(
だんせふ
)
に
果
(
は
)
ては
引
(
ひ
)
き
出
(
だ
)
す
喧嘩
(
けんくわ
)
の
糸口
(
いとぐち
)
最早
(
もう
)
来玉
(
きたま
)
ふな
何
(
なに
)
しに
来
(
こ
)
んお
前様
(
まへさま
)
こそのいひじらけに
見合
(
みあは
)
さぬ
顔
(
かほ
)
も
僅
(
はつ
)
か
二日目
(
ふつかめ
)
昨日
(
きのふ
)
は
私
(
わたし
)
が
悪
(
わ
)
るかりし
此後
(
このご
)
は
闇桜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
“此”で始まる語句
此方
此
此処
此家
此奴
此處
此間
此所
此頃
此様