“比律賓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
フィリッピン37.5%
ヒリッピン25.0%
フィリピン18.8%
ヒリツピン6.3%
フィッリピン6.3%
フィリピギン6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「すると、第一回の比律賓フィリッピン攻略は、結果失敗に終ったということになりますな」参謀肩章さんぼうけんしょうの金モール美しい将校が、声を呑んで唸った。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この憐れな石油乞食と化しつつある日本民族の状態を布哇ハワイ比律賓ヒリッピンに居る米国の太平洋艦隊が如何にせせら笑っておりました事か。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
彼は、奥の男子控室のすぐ前で、玄関の方に向いて立ち、比律賓フィリピンの青年と話している。話しながら、彼もちょいちょい外を気にしている様子であった。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
それより朝鮮を占め、満洲と相応じ、一は台湾を以て南方亜細亜アジア大陸に発展するの根拠地とし、更に一方は比律賓ヒリツピンを策源として南洋を鎮め、く南北相応じて亜細亜大陸を抱き
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
さき北米ほくべい合衆国に対して宣戦を布告し、吾が陸海軍は東に於て太平洋に戦機をうかがい、西に於ては上海シャンハイ比律賓フィッリピンを攻略中であるが、従来の日清にっしん日露にちろ日独にちどく、或いは近く昭和六七年に勃発せる満洲
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その本国イスパニアは、宗教政策を利用し、他国を侵略することを常套手段といたしおりまして今にして比律賓フィリピギン