“フィリッピン”の漢字の書き方と例文
語句割合
比律賓100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
比律賓フィリッピン総督ドミンゴ・ザルバルブル・ルシェベルリはシドチの為人ひととなりを知つていたく敬服の念を懐いたが、その金鉄の宿志をきいて深く憐れみ、一切の費用を負担して一艘の大船を艤装ぎそう
鉱山などに関する多くの利権を得て、亜米利加アメリカも、かねて東洋に進み出る時機をうかがっていたが、遂にその頃、布哇ハワイを得て、さらに長駆東洋侵略の歩をすすめて西班牙イスパニヤと戦い比律賓フィリッピンを取り
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
土民の比律賓フィリッピン人をはじめ、米人・支那人・露西亜人・西班牙スペイン人等人種を問わず狩り集められていた千二百名の人夫は、五メートルの工事に平均一人ずつの死人が出るという惨状におどろいて
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)