私たちはそのとき峨々としてそびえ立つ岩の頂上にたどりついた。四、五分のあいだ老人はへとへとに疲れきって口もきけないようであった。
メールストロムの旋渦 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四時不断の雪渓を抱擁する峨々たる高峰もあれば、絶えず噴煙して時には灰を降らし熔岩を押流す活火山もある。
日本アルプスの五仙境 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
南をはるかに見下すと、果てしなく続く大洋が、漫々と水をたたえ、北は峨々たる山岳から、ほとばしる滝のしぶきの白さが、目にしみるようであった。
現代語訳 平家物語:02 第二巻 (新字新仮名) / 作者不詳(著)
この空地の向側には、例の山の一つが立っていて、二つの奇怪な峨々たる峯をぎらぎらと太陽に輝かせていた。
宝島:02 宝島 (新字新仮名) / ロバート・ルイス・スティーブンソン(著)
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
峨々として雲に頂きをかくしているウェールズの山々。すべてが強い感興をそそるのだ。マージー河をさかのぼるとき、わたしは望遠鏡で海岸地帯を偵察した。
船旅 (新字新仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
こは明らかに、渦巻の底の峨々たる岩石より成り、そのあいだにこれらの木材のあちこちと旋転することを示すものなり。
メールストロムの旋渦 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
現代語訳 平家物語:09 第九巻 (新字新仮名) / 作者不詳(著)
大菩薩峠:12 伯耆の安綱の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
加利福尼亜の宝島:(お伽冒険談) (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
現代語訳 平家物語:11 第十一巻 (新字新仮名) / 作者不詳(著)
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
麦城の北に連なる峨々たる峰の背さえ越えれば、道は蜀に通じ、身は呉の包囲の外に立つ。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)