“水火棍”の読み方と例文
読み方割合
すいかこん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでほうが急いで行ってみると、そこには牢番の楽和がくわ水火棍すいかこんを持って立っていたので、出合いがしらに、包は呶鳴どなッた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
李万は旅の荷物をどさりと下ろし、張千は首枷くびかせをおいて、手の水火棍すいかこん(警棒)で船頭のさおと一しょに岸を突いた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
またも片手に水火棍すいかこん(三尺の警棒)をひッ提げ、林冲の背をしッぱだき、しッぱだき、峨々ががたる山影の遠き滄州そうしゅうの長途へ、いよいよ腹をきめて立っていった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)