“虎豹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こひょう75.0%
こへう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木鹿王はいつも大象に乗って陣頭に立ち、立つやふしぎな法力を以て、風を起し、虎豹こひょう豺狼さいろう、毒蛇、悪蝎あっかつなどのたぐい眷族けんぞくのように従え敵陣へ進む。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
峨々ががたる山容は、登るほどけわしくなり、雨の日に洗い流された道は、河底をなしている。万樹はあだかも刀槍とうそうを植えたようで、虎豹こひょううそぶきを思わせる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
因つて知る、武は猶しつのごとく、文は則ち其の毛彩まうさいにして、虎豹こへう犬羊の分るゝ所以なるを。今の文士、其れ武事を忘る可けんや。