“豺狼虎豹”の読み方と例文
読み方割合
さいろうこひょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかし若年の頃、自分が草廬そうろのうちで読んだ兵書に、南蛮国には豺狼虎豹さいろうこひょうを駆使する陣法ありと見えたが、きょうのは即ちそれであろう。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いわば動物として最も微妙びみょうなる知能を有する者、または才能によりて力の足らぬところを、武器をもっておぎない、豺狼虎豹さいろうこひょうも遠く及ばぬ力をたくましゅうするさまをいいあらわしたものであろう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)