“豹虎”の読み方と例文
読み方割合
ひょうこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとたび命を張れば豹虎ひょうこのごとく、ひとたび悲しめば枯れ葉のごとくに打ち沈んで行くその生一本の気性が、こよなくも主水之介の胸をったのです。
内には豹虎ひょうこの如き連中を抱え、外には家中一般との折合をつけなければならない、これは裏急後重りきゅうこうじゅう腸疾患ちょうしっかんを持って三三九度の席に列なると等しく、しりを押えて中座するか
評釈勘忍記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
と、指揮を発し、全軍の豹虎ひょうこが、ふもとへ降りたと見ると、おかの一端から狼煙のろしをあげさせた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)