“逗留:とうりゅう” の例文
“逗留:とうりゅう”を含む作品の著者(上位) | 作品数 |
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吉川英治 | 26 |
中里介山 | 17 |
夏目漱石 | 13 |
泉鏡花 | 11 |
島崎藤村 | 7 |
“逗留:とうりゅう”を含む作品のジャンル | 比率 |
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文学 > 日本文学 > 小説 物語 | 3.6% |
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 | 0.1% |
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
福島の役人衆もずっと逗留していて、在郷の村々へ手分けをしては催促に出かけたが、伊那の人足は容易に動かなかった。
「どうです、魯達どの。こんな街中では気もゆるせません。ひとつ私の田舎へきて、ゆっくりご逗留なさいませぬか」
廊下や風呂場で出逢う逗留の客も、三度の膳を運んで来る旅館の女中たちも、毎日この同じ挨拶を繰り返している。
打見るところ、何か、出張の目的あって、自分よりも以前にこの家に逗留しつつ、その所用を果しつつあるのだな。
「この上なく愉快なご逗留をいのります。」とかれは足をうしろへ引いておじぎをしながら、やぎのなくような声を出した。
問題の今の新お代官、つまり、仮りに自分が逗留しているところの主人が、この芸妓に目をつけて、ものにしようとしている。
「おおっ、お待ち遠さま! お膳立てはととのったぞ。先頃から逗留中のお客衆、それっ、思い思いの膳につけ」
その商いをする所に三日ばかり逗留して見て居りましたところが、誠につまらない話が一つ起って参りました。
「それでは私と同じ事、一眼お前様を見た時から、あの恋しく思いまして、主人の金を持ちながら、ついうかうかと逗留し、……」
……ですから、私は嬉しくなって、どこを見物しないでも、翌日も一日、ゆっくり逗留の事と思ったのです。
「きのうまで手前共に逗留でしたが、いつまでも手がかりが無いので、いったん江戸へ帰ると云って、今朝ほどお立ちになりました」
“逗留”の意味
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