“大丸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいまる77.8%
おおまる11.1%
おほまる11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向うに心斎橋筋の大丸だいまるがちらちらしてたのん覚えてますけど、そこを大丸の前まで行かんと、太左衛門橋筋南い曲った思うとこで
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
尤も前日に大丸おおまるか弁天湯又は郭公湯あたりに一泊すれば申分もうしぶんはない。お熊見曾根から隠居倉いんきょぐらを経て西側の三斗小屋さんどごや温泉に下る道もあって、二時間あれば充分である。
こゝろいて、すばやい春葉しゆんえふだから、「みづだ、みづだ。」と、もう臺所だいどころぶのがきこえて、わたしかけおりるのと、入違いれちがひに、せま階子段はしごだん一杯いつぱい大丸おほまるまげの肥滿ふとつたのと、どうすれつたか
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)