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大丸
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だいまる
ふりがな文庫
“
大丸
(
だいまる
)” の例文
向うに心斎橋筋の
大丸
(
だいまる
)
の
灯
(
ひ
)
がちらちらしてたのん覚えてますけど、そこを大丸の前まで行かんと、太左衛門橋筋南い曲った思うとこで
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
またその時予が
妻
(
さい
)
に
向
(
むかっ
)
て、今日福沢諭吉は
大丸
(
だいまる
)
ほどの
身代
(
しんだい
)
に成りたれば、いつにても予が宅に来て数日
逗留
(
とうりゅう
)
し、意を
慰
(
なぐさ
)
め給うべしとなり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
例えば
大丸
(
だいまる
)
の屋上からの眺めは、あまりいいものではないが、さて大阪は驚くべく黒く低い屋根の海である。
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
眼をあげると、
大丸
(
だいまる
)
デパアトの五階建の窓窓がきらきら華やかに灯っている。もう、この辺は、桜町である。甲府で一ばん
賑
(
にぎ
)
やかな通りで、土地の人は、甲府銀座と呼んでいる。
新樹の言葉
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
... 洋服も寸法を見計らって
大丸
(
だいまる
)
へ注文してくれ……」「近頃は大丸でも洋服を仕立てるのかい」「なあに、先生、
白木屋
(
しろきや
)
と間違えたんだあね」「寸法を見計ってくれたって無理じゃないか」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
皆
(
みな
)
さんのなかには、
博物館
(
はくぶつかん
)
に
竝
(
なら
)
べてあるものは
金錢
(
きんせん
)
で
買
(
か
)
ふことの
出來
(
でき
)
ないといふことが、たゞ
三越
(
みつこし
)
や
大丸
(
だいまる
)
などのでぱーとめんと・すとあーと
違
(
ちが
)
つてゐるところだと
思
(
おも
)
ふ
人
(
ひと
)
があるかも
知
(
し
)
れません。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
で、最も多く出てくる街の基点に
大丸
(
だいまる
)
という名詞がある。
旧聞日本橋:02 町の構成
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
丸
常用漢字
小2
部首:⼂
3画
“大丸”で始まる語句
大丸髷
大丸船