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『寺田さんに最後に逢った時』
ふりがな文庫
『
寺田さんに最後に逢った時
(
てらださんにさいごにあったとき
)
』
去年の八月の末、谷川君に引っ張り出されて北軽井沢を訪れた。ちょうどその日は雨になって、軽井沢駅に降りた時などは土砂降りであった。その中を電車の終点まで歩き、さらに玩具のように小さい電車の中で窓を閉め切って発車を待っていた時の気持ちは、はなは …
著者
和辻哲郎
ジャンル
哲学 > 東洋思想 > 日本思想
初出
「渋柿」1936(昭和11)年2月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
馳
(
か
)
就
(
つ
)
袖珍
(
しゅうちん
)
逗留
(
とうりゅう
)
鄙
(
ひな
)