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出會
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であ
ふりがな文庫
“
出會
(
であ
)” の例文
新字:
出会
わが
國
(
くに
)
の
如
(
ごと
)
き
地震國
(
ぢしんこく
)
に
於
(
おい
)
ては、
地震
(
ぢしん
)
に
出會
(
であ
)
つたときの
適當
(
てきとう
)
な
心得
(
こゝろえ
)
が
絶對
(
ぜつたい
)
に
必要
(
ひつよう
)
なるにも
拘
(
かゝ
)
らず、
從來
(
じゆうらい
)
かようなものが
缺
(
か
)
けてゐた。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
思ひがけなく私に
出會
(
であ
)
つてもそれを喜ぶものゝやうに、いつも何か一口言葉をかけたり、時に
微笑
(
ほゝゑ
)
みも見せるのであつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
わたしは
昨日
(
きのふ
)
の
午
(
ひる
)
少
(
すこ
)
し
過
(
す
)
ぎ、あの
夫婦
(
ふうふ
)
に
出會
(
であ
)
ひました。その
時
(
とき
)
風
(
かぜ
)
の
吹
(
ふ
)
いた
拍子
(
ひやうし
)
に、
牟子
(
むし
)
の
垂絹
(
たれぎぬ
)
が
上
(
あが
)
つたものですから、ちらりと
女
(
をんな
)
の
顏
(
かほ
)
が
見
(
み
)
えたのです。
藪の中
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
父樣
(
おとつさん
)
は
善
(
よ
)
いお
方
(
かた
)
で、
其
(
それ
)
きり
跡
(
あと
)
の
斷
(
た
)
えるやうな
惡
(
わる
)
い
事
(
こと
)
爲置
(
しお
)
かれた
方
(
かた
)
ではありませんから、
私
(
わたくし
)
どもは
甚麽
(
どんな
)
危
(
あぶな
)
い
恐
(
こは
)
い
目
(
め
)
に
出會
(
であ
)
ひましても、
安心
(
あんしん
)
でございます。
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
亞尼
(
アンニー
)
は
鳥渡
(
ちよつと
)
使
(
つか
)
ひに
出
(
で
)
ました
時
(
とき
)
、
波止塲
(
はとば
)
のほとりで
圖
(
はか
)
らずも、
絶
(
たえ
)
て
久
(
ひさ
)
しき
其
(
その
)
子
(
こ
)
に
出會
(
であ
)
つたのです。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
その
歸
(
かへ
)
りがけ、それは
月夜
(
つきよ
)
の
晩
(
ばん
)
のことでありましたが、あの
應神天皇
(
おうじんてんのう
)
(
伯孫
(
はくそん
)
の
時
(
とき
)
から
百年
(
ひやくねん
)
ほど
前
(
まへ
)
に
當
(
あた
)
る)の
御陵
(
ごりよう
)
の
前
(
まへ
)
を
通
(
とほ
)
りかゝると、
非常
(
ひじよう
)
に
立派
(
りつぱ
)
な
赤
(
あか
)
い
馬
(
うま
)
に
乘
(
の
)
つてゐる
人
(
ひと
)
に
出會
(
であ
)
ひました。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
さうかといつて、
此
(
この
)
情熱
(
じやうねつ
)
を
焚
(
や
)
き
盡
(
つく
)
す
程
(
ほど
)
の
烈
(
はげ
)
しい
活動
(
くわつどう
)
には
無論
(
むろん
)
出會
(
であ
)
はなかつた。
彼
(
かれ
)
の
血
(
ち
)
は
高
(
たか
)
い
脉
(
みやく
)
を
打
(
う
)
つて、
徒
(
いたづ
)
らにむづ
痒
(
がゆ
)
く
彼
(
かれ
)
の
身體
(
からだ
)
の
中
(
なか
)
を
流
(
なが
)
れた。
彼
(
かれ
)
は
腕組
(
うでぐみ
)
をして、
坐
(
ゐ
)
ながら
四方
(
しはう
)
の
山
(
やま
)
を
眺
(
なが
)
めた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
可哀
(
かあい
)
や我故
身形
(
みなり
)
も
構
(
かま
)
はず
此寒空
(
このさむそら
)
に
袷
(
あはせ
)
一ツ寒き樣子は見せねども此頃は苦勞の故か
面痩
(
おもやせ
)
も見えて
一入
(
ひとしほ
)
不便に思ふなり今宵は
何方
(
いづかた
)
へ行しにや最早
初更
(
しよや
)
近きに
戻
(
もど
)
り
來
(
こ
)
ねば晝は身
形
(
なり
)
の
窶然
(
みすぼらし
)
く金の
才覺
(
さいかく
)
にも出
歩行
(
あるか
)
れぬ故夜に入て才覺に出行しか女の夜道は
不用心
(
ぶようじん
)
若
(
もし
)
惡者
(
わるもの
)
に
出會
(
であ
)
はぬか
提灯
(
ちやうちん
)
は持ち行しか是と云も皆我が身の
在
(
ある
)
故なり
生甲斐
(
いきがひ
)
もなき身を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
地震
(
ぢしん
)
に
出會
(
であ
)
つた
一瞬間
(
いつしゆんかん
)
、
心
(
こゝろ
)
の
落着
(
おちつき
)
を
失
(
うしな
)
つて
狼狽
(
ろうばい
)
もすれば、
徒
(
いたづ
)
らに
逃
(
に
)
げ
惑
(
まど
)
ふ
一方
(
いつぽう
)
のみに
走
(
はし
)
るものもある。
平日
(
へいじつ
)
の
心得
(
こゝろえ
)
の
足
(
た
)
りない
人
(
ひと
)
にこれが
多
(
おほ
)
い。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
それはたゞ四つの道が
出會
(
であ
)
つた辻に立つてゐる石の柱に過ぎなかつた。その柱は、遠方からまた
夜眼
(
よめ
)
に、もつとはつきりさせる爲めだらう、白く塗られてあつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
唯今
(
たゞいま
)
お
話
(
はなし
)
をする、……
私
(
わたし
)
が
出會
(
であ
)
ひましたのは、
何
(
ど
)
うも
庭
(
には
)
に
造
(
つく
)
つた
大池
(
おほいけ
)
で
有
(
あ
)
つたらしい。
尤
(
もつと
)
も、
居周圍
(
ゐまはり
)
に
柱
(
はしら
)
の
跡
(
あと
)
らしい
礎
(
いしずゑ
)
も
見當
(
みあた
)
りません。が、
其
(
それ
)
とても
埋
(
うも
)
れたのかも
知
(
し
)
れません。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
伊豆南方
(
いづなんぽう
)
の
洋底
(
ようてい
)
は
航海中
(
こうかいちゆう
)
の
船舶
(
せんぱく
)
が
水柱
(
みづばしら
)
を
望見
(
ぼうけん
)
し、
或
(
あるひ
)
は
鳴動
(
めいどう
)
に
伴
(
ともな
)
つて
黒煙
(
くろけむり
)
のあがるのを
見
(
み
)
ることもあり、
附近
(
ふきん
)
の
海面
(
かいめん
)
に
輕石
(
かるいし
)
の
浮
(
うか
)
んでゐるのに
出會
(
であ
)
ふこともある。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
或日の午後のことであつたが、彼は
偶々
(
たま/\
)
庭で私とアデェルに
出會
(
であ
)
つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
右
(
みぎ
)
のような
次第
(
しだい
)
であるから、
大地震
(
だいぢしん
)
に
出會
(
であ
)
つたなら、
最初
(
さいしよ
)
の
二三十秒間
(
にさんじゆうびようかん
)
、
場合
(
ばあひ
)
によつては
一分間位
(
いつぷんかんぐらゐ
)
は、その
位置環境
(
いちかんきよう
)
によつては
畏縮
(
いしゆく
)
せざるを
得
(
え
)
ないこともあらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
會
部首:⽈
13画
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出會々々