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人違
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ひとちが
ふりがな文庫
“
人違
(
ひとちが
)” の例文
勾引
(
かどはか
)
さんとする
折
(
をり
)
人違
(
ひとちが
)
ひ等にて九郎兵衞か惣内の中にて兩人を殺し其始末に
困
(
こま
)
りし處より首を切て知れぬ樣になさん
爲
(
ため
)
衣類を着せ
替
(
かへ
)
九助を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
市「
人違
(
ひとちが
)
えじゃアねえ……此の奥さんみたような人は
慥
(
たし
)
か
旧
(
もと
)
猿若町の芸者で小瀧と云って、中頃前橋の藤本へ来て、芸者に出て居た小瀧さんだアね」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「それは、
人違
(
ひとちが
)
いだろう……。おじいさんは、
息子
(
むすこ
)
が
迎
(
むか
)
えにきて、
新
(
あたら
)
しい
着物
(
きもの
)
にきかえて
帰
(
かえ
)
ったのだから、また
昔
(
むかし
)
のようすにかえるというはずがない。」
なつかしまれた人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あたしの夫が、帰って来てくれました。このとおり、あたしを抱いていてくれます。
人違
(
ひとちが
)
いだとお分りでしょう。このいましめの綱を、解いてくださいませ」
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
とらへて
引立
(
ひきた
)
つるに
然
(
さ
)
らば
參
(
まゐ
)
るべしお
手
(
て
)
お
放
(
はな
)
しなされ
大方
(
おほかた
)
は
人違
(
ひとちが
)
ひと
思
(
おも
)
へどお
目
(
め
)
にかゝりし
上
(
うへ
)
ならではお
疑
(
うたが
)
ひ
晴
(
は
)
れ
難
(
がた
)
からん
御案内
(
ごあんない
)
お
頼
(
たの
)
み
申
(
まを
)
すと
明瞭
(
めいれう
)
に
答
(
こた
)
へながら
心
(
こゝろ
)
の
裡
(
うち
)
は
依然
(
いぜん
)
濛々漠々
(
まう/\ばく/\
)
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
不審
(
いぶかり
)
建
(
たて
)
んとなす時
迯出
(
にげいだ
)
す人あるにより
夫
(
それ
)
盜人
(
ぬすびと
)
よ
出逢々々
(
であへ/\
)
と大聲に呼はりけるに大勢
馳來
(
はせきた
)
りて見れば加賀屋四郎右衞門なり皆々是は
人違
(
ひとちが
)
ひ
成
(
なら
)
んと云に三郎兵衞之を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
清作
(
せいさく
)
さんは、あまりだしぬけだったのと、その
人
(
ひと
)
の
顔
(
かお
)
を
見
(
み
)
て、
覚
(
おぼ
)
えがなかったので、びっくりしながら、たぶん
人違
(
ひとちが
)
いであろうと
思
(
おも
)
いました。すると、その
人
(
ひと
)
は
村へ帰った傷兵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
有難
(
ありがた
)
うございます……お
内儀
(
かみ
)
さんえ、
間違
(
まちが
)
つたら
御免
(
ごめん
)
なすつて下さいまし、
人違
(
ひとちが
)
ひと
云
(
い
)
ふことはございますから、あなたはお言葉の
御様子
(
ごやうす
)
では
此
(
こ
)
の
鰍沢
(
かじかざは
)
のお
生
(
うま
)
れではないやうでございますな。
鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬)
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「誰です、君は。
人違
(
ひとちが
)
いでしょう」
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
何人
(
なんびと
)
が
何用
(
なによう
)
ありて
逢
(
あ
)
ひたしといふにや
親戚
(
しんせき
)
朋友
(
ほういう
)
の
間柄
(
あひだがら
)
にてさへ
面
(
おもて
)
背
(
そむ
)
ける
我
(
われ
)
に
對
(
たい
)
して
一面
(
いちめん
)
の
識
(
しき
)
なく
一語
(
いちご
)
の
交
(
まじ
)
はりなき
然
(
し
)
かも
婦人
(
ふじん
)
が
所用
(
しよよう
)
とは
何事
(
なにごと
)
逢
(
あひ
)
たしとは
何故
(
なにゆゑ
)
人違
(
ひとちが
)
ひと
思
(
おも
)
へば
譯
(
わけ
)
もなければ
彼處
(
かしこ
)
といひ
此處
(
こゝ
)
といひ
乘
(
の
)
り
廻
(
まは
)
りし
方角
(
はうがく
)
の
不審
(
いぶか
)
しさそれすら
事
(
こと
)
の
不思議
(
ふしぎ
)
なるに
頼
(
たの
)
みたきことあり
足
(
あし
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「へへへへ、
人違
(
ひとちが
)
いでございますよ。」と、おばあさんは、
笑
(
わら
)
って、そのままゆきかけたのでした。
やんま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
見て
否々
(
いや/\
)
人違
(
ひとちが
)
ひに非ず盜賊は此者に相違なく此程我に無心を
云掛
(
いひか
)
けしを聞ざる
故
(
ゆゑ
)
盜
(
ぬすび
)
に入しならん
直樣
(
すぐさま
)
訴
(
うつた
)
へ申べしと云を町内の人々來り我等に
預
(
あづ
)
け給へとて無理に四郎右衞門を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
お
長
(
なが
)
うとは
申
(
まを
)
しませぬ
申
(
まを
)
しあげたきこと
一通
(
ひととほ
)
りと
詞
(
ことば
)
きれ/″\に
涙
(
なみだ
)
漲
(
みなぎ
)
りて
引止
(
ひきと
)
むる
腕
(
かひな
)
ほそけれど
懸命
(
けんめい
)
の
心
(
こゝろ
)
は
蜘蛛
(
くも
)
の
圍
(
ゐ
)
の
千筋
(
ちすぢ
)
百筋
(
もゝすぢ
)
力
(
ちから
)
なき
力
(
ちから
)
拂
(
はら
)
ひかねて
五尺
(
ごしやく
)
の
身
(
み
)
なよ/\となれど
態
(
わざ
)
と
荒々
(
あら/\
)
しく
突
(
つ
)
き
退
(
の
)
けてお
人違
(
ひとちが
)
ひならん
其樣
(
そのやう
)
な
仰
(
おほ
)
せ
承
(
うけたま
)
はる
私
(
わたくし
)
にはあらず
池
(
いけ
)
の
端
(
はた
)
よりお
供
(
とも
)
せし
車夫
(
しやふ
)
の
耳
(
みゝ
)
には
何
(
なん
)
のことやら
理由
(
わけ
)
すこしも
分
(
わか
)
りませぬ
車代
(
しやだい
)
賜
(
たま
)
は
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
と、
黒
(
くろ
)
んぼは
答
(
こた
)
えて、それなら、やはり、この
娘
(
むすめ
)
は
人違
(
ひとちが
)
いかというような
顔
(
かお
)
つきをしていました。
港に着いた黒んぼ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
これは、
人違
(
ひとちが
)
いでないと
思
(
おも
)
いました。そして、
顔
(
かお
)
に
似合
(
にあ
)
わぬ、なんという、いやな
子
(
こ
)
だろうと
思
(
おも
)
いましたから、おばあさんは、
怖
(
おそ
)
ろしい
目
(
め
)
つきをして、にらんだのでした。
やんま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
僕
(
ぼく
)
は、おまえなんか
知
(
し
)
っていない。きっと
人違
(
ひとちが
)
いだろう……。」と、
太郎
(
たろう
)
は
答
(
こた
)
えました。
脊の低いとがった男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いや、
人違
(
ひとちが
)
いでない。まったくあなたでした。
水色
(
みずいろ
)
の
着物
(
きもの
)
をきて、
盲目
(
めくら
)
の
十
(
とお
)
ばかりになる、
男
(
おとこ
)
の
子
(
こ
)
が
吹
(
ふ
)
く
笛
(
ふえ
)
の
調子
(
ちょうし
)
に
合
(
あ
)
わせて、
唄
(
うた
)
をうたって
踊
(
おど
)
っていたのは、たしかにあなたです。
港に着いた黒んぼ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「じゃ、
人違
(
ひとちが
)
いか……。この
着物
(
きもの
)
はどうしたのだ。」と、
若者
(
わかもの
)
はききました。
なつかしまれた人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
違
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“人”で始まる語句
人
人間
人々
人気
人形
人数
人魂
人力車
人影
人目