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資
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し
ふりがな文庫
“
資
(
し
)” の例文
ねがわくは読者もその意義を読んで、常に同根同生の戦乱や
権変
(
けんぺん
)
に禍いさるる華民の友国に寄する理解と関心の一
資
(
し
)
ともしていただきたい。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其
(
そ
)
の
愛
(
あい
)
する
所
(
ところ
)
((ノ人))を
論
(
ろん
)
ずれば
則
(
すなは
)
ち
以
(
もつ
)
て
(七五)
資
(
し
)
を
借
(
か
)
るとせられ、
其
(
そ
)
の
憎
(
にく
)
む
所
(
ところ
)
((ノ人))を
論
(
ろん
)
ずれば、
則
(
すなは
)
ち
以
(
もつ
)
て
己
(
おのれ
)
を
嘗
(
こころ
)
むとせらる。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
然らずして、
徒
(
いたづら
)
に聞見を
貪
(
むさぼ
)
るのみならば、則ち或は
傲
(
がう
)
を
長
(
ちやう
)
じ非を
飾
(
かざ
)
らんことを恐る。謂はゆる
寇
(
こう
)
に兵を
假
(
か
)
し、
盜
(
たう
)
に
糧
(
りやう
)
を
資
(
し
)
するなり、
虞
(
おもんぱか
)
る可し。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
自
(
みづか
)
ら
資
(
し
)
を
投
(
とう
)
じ、
自
(
みづか
)
ら
鍬
(
くわ
)
を
取
(
と
)
り、
自
(
みづか
)
ら
其破片
(
そのはへん
)
をツギ
合
(
あは
)
せて、
然
(
しか
)
る
上
(
うへ
)
に
研究
(
けんきう
)
を
自
(
みづか
)
らもし、
他
(
た
)
が
來
(
きた
)
つて
研究
(
けんきう
)
する
材料
(
ざいれう
)
にも
供
(
きやう
)
するにあらざれば——
駄目
(
だめ
)
だ。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
事実の骨子はおおむね『幽室文稿』『吉田松陰伝』より得
来
(
きた
)
る。その他参照に
資
(
し
)
したるもの
枚挙
(
まいきょ
)
に
遑
(
いとま
)
あらず。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
▼ もっと見る
といふ母や
祖
(
そ
)
父母の
聲
(
こゑ
)
、
不平
(
ふへい
)
はモデルにした妹
達
(
たち
)
や女中までから來た。
私
(
わたし
)
はすつかり、しよげた。
資
(
し
)
金ねだりにも、
祖
(
そ
)
母は、さう/\いゝ
顏
(
かほ
)
は見せなくなつた。
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
遂に西洋人に
仮
(
か
)
すに我を軽侮するの
資
(
し
)
を以てして、彼らをして我に対して同等の観をなさしめざるに至りしは、千歳の遺憾、
無窮
(
むきゅう
)
に忘るべからざる所のものなり。
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
その
米塩
(
べいえん
)
の
資
(
し
)
はもとより親の
額
(
ひたい
)
の汗から出ているのですけれど、それはみな父親の職業を通してされることで、直接に親のつくった米味噌にやしなわれるのでなく
親子の愛の完成
(新字新仮名)
/
羽仁もと子
(著)
歐文
(
おうぶん
)
で
日本歴史
(
にほんれきし
)
を
書
(
か
)
くとき、
便宜上
(
べんぎじやう
)
日本年紀
(
にほんねんき
)
と
共
(
とも
)
に
西歴
(
せいれき
)
を
註
(
ちう
)
して
彼我
(
ひが
)
對照
(
たいせう
)
の
便
(
べん
)
に
資
(
し
)
するは
最適當
(
さいてきたう
)
な
方法
(
はうはふ
)
であり、
歐文
(
おうぶん
)
で
歐洲歴史
(
おうしうれきし
)
を
書
(
か
)
くとき、
西歴
(
せいれき
)
に
從
(
したが
)
ふは
勿論
(
もちろん
)
である。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
とは、
真
(
しん
)
の男子の態度であろう。男もこの点まで
思慮
(
しりょ
)
が進むと、先きに述べたる宗教の
訓
(
おし
)
うる趣旨に
叶
(
かの
)
うてきて、
深沈
(
しんちん
)
重厚
(
じゅうこう
)
の
資
(
し
)
と
磊落
(
らいらく
)
雄豪
(
ゆうごう
)
の
質
(
しつ
)
との
撞着
(
どうちゃく
)
が消えてくる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
一歩進めていうと、あなたの地位、あなたの
糊口
(
ここう
)
の
資
(
し
)
、そんなものは私にとってまるで無意味なのでした。どうでも構わなかったのです。私はそれどころの騒ぎでなかったのです。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
傳
(
つた
)
ふる
處
(
ところ
)
の
怪異
(
くわいい
)
の
書
(
しよ
)
、
多
(
おほ
)
くは
徳育
(
とくいく
)
のために、
訓戒
(
くんかい
)
のために、
寓意
(
ぐうい
)
を
談
(
だん
)
じて、
勸懲
(
くわんちやう
)
の
資
(
し
)
となすに
過
(
す
)
ぎず。
蓋
(
けだ
)
し
教
(
をしへ
)
のために、
彼
(
か
)
の
鬼神
(
きしん
)
を
煩
(
わづ
)
らはすもの
也
(
なり
)
。
人意
(
じんい
)
焉
(
いづくん
)
ぞ
鬼神
(
きしん
)
の
好惡
(
かうを
)
を
察
(
さつ
)
し
得
(
え
)
むや。
怪談会 序
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
いや、たとい
米塩
(
べいえん
)
の
資
(
し
)
に窮さないにしても、下手は下手なりに創作で押して行こうと云う気が出なかったなら、予は
何時
(
いつ
)
までも名誉ある海軍教授の看板を謹んでぶら下げていたかも知れない。
艸木虫魚
(新字新仮名)
/
薄田泣菫
(著)
犯人自身の安全に
資
(
し
)
した事、そして第三は、その怪指紋を当の復讐の相手である川手氏の妹さんの指から盗んで来たこと、つまりそうして最後には殺人罪の嫌疑を悉く被害者自身に
転嫁
(
てんか
)
しようと
悪魔の紋章
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
殊
(
こと
)
に政府の
新陳
(
しんちん
)
変更
(
へんこう
)
するに当りて、前政府の士人等が自立の
資
(
し
)
を失い、
糊口
(
ここう
)
の
為
(
た
)
めに新政府に職を
奉
(
ほう
)
ずるがごときは、世界
古今
(
ここん
)
普通の
談
(
だん
)
にして
毫
(
ごう
)
も
怪
(
あや
)
しむに足らず
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「州へ戻って、慕蓉閣下のまえに罪を詫び、また、文官劉高の日ごろの悪と、偽訴の次第を、事つまびらかに申し上げて、治下の
秕政
(
ひせい
)
を正す
献策
(
けんさく
)
の
資
(
し
)
といたしたい」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
藥屋
(
くすりや
)
が
主
(
しゆ
)
の
寫眞材料店
(
しやしんざいれうてん
)
、名
刺
(
し
)
形
(
かた
)
の
乾
(
かん
)
板の
半
(
はん
)
ダース、
現像液
(
げんぞうえき
)
に
定
(
てい
)
着
液
(
えき
)
、
皿
(
さら
)
、赤色
燈
(
とう
)
、それだけは
懇願
(
こんぐわん
)
の
末
(
すゑ
)
、
祖
(
そ
)
母から
資
(
し
)
金を
貰
(
もら
)
つたのだつたが、
胸
(
むね
)
を
躍
(
をど
)
らせながら、
押
(
おし
)
入へもぐり
込
(
こ
)
んで
乾
(
かん
)
板を
裝置
(
そうち
)
して
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
けれどこの少年も
後
(
のち
)
には黒田長政となった
資
(
し
)
である。父官兵衛に伴われて、安土の群臣の前に出ても、また信長に
目見得
(
めみえ
)
しても、決して卑屈に
羞恥
(
はにか
)
んでばかりいなかった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小学校の費用は、はじめ、これを建つるとき、その
半
(
なかば
)
を官よりたすけ、半は市中の富豪より出だして、家を建て
書籍
(
しょじゃく
)
を買い、残金は人に貸して
利足
(
りそく
)
を取り、永く学校の
資
(
し
)
となす。
京都学校の記
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
蓴菜
(
じゅんさい
)
、そのほか薬草、食糧、染料などの
資
(
し
)
になる植物などもみな、老公が学問を学問するに止まらず、農民の生活と、藩の生産を考え合せて、実政策に具現したものであった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かの西洋諸国の人民がいわゆる野蛮国なるものを侵して、次第にその土地を奪い、その財産を
剥
(
は
)
ぎ、他の安楽を
典
(
てん
)
して自から奉ずるの
資
(
し
)
となすが如き、その処置、
毫
(
ごう
)
も盗賊に異ならず。
教育の目的
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
資
常用漢字
小5
部首:⾙
13画
“資”を含む語句
資本
資金
資産
資人
資力
資治通鑑
資料
資本金
資本家
高資
物資
太田備中守資晴
大資産家
資生堂
資質
富資
研究資料
資本主義
按察使大納言資賢
資格
...