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請合
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うけあ
ふりがな文庫
“
請合
(
うけあ
)” の例文
やってみるがいい。
請合
(
うけあ
)
い乗り
潰
(
つぶ
)
すから。柱が腐っているし、木戸もボロボロだ。よほど身軽な奴でも、この上に乗ると、大きな音を
銭形平次捕物控:120 六軒長屋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
美妙斎について実は余り多くを知っていないから、私の憶測が
中
(
あた
)
るか中らないかは
請合
(
うけあ
)
わないが、試みにその原因を数えようなら
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
なに、本さへ出来上つたら、
請合
(
うけあ
)
つて百五十回位は舞台に
上
(
のぼ
)
せて見せるさ。一回の
揚
(
あが
)
り
高
(
だか
)
がざつと五千
法
(
フラン
)
として、百五十回で七十五万法。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
みゑ「舅御さまも、丈助を家来とは思われんくらいと仰しゃるほど辛抱人に成った事は、私が
請合
(
うけあ
)
うから、何うか堪忍してやっておくれ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
喧嘩にもならず実に当惑して居た処に、同船中、下ノ関の
商人
(
あきんど
)
風の男が出て来て、乃公が
請合
(
うけあ
)
うと
先
(
ま
)
ず発言して船頭に向い
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
帳消しにすることによって次郎が現在以上の人間になれると
請合
(
うけあ
)
えない以上、今さらとやかく
詮議
(
せんぎ
)
立てしてみても、はじまらないことなのである。
次郎物語:03 第三部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
まさか
夫婦
(
ふうふ
)
が
揃
(
そろ
)
っても、
以前
(
いぜん
)
のように
人間臭
(
にんげんくさ
)
い
執着
(
しゅうじゃく
)
を
起
(
おこ
)
しもしまいと
思
(
おも
)
うが、どうじゃその
点
(
てん
)
は
請合
(
うけあ
)
ってくれるかナ?
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「そんなもんです」と、言って、フィリップは——「味は
請合
(
うけあ
)
いですよ。知り合いの百姓から買ったんですがね、大麦でふとらしたんだって言うから」
ぶどう畑のぶどう作り
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
「ハハハハ、左様でございますとも、後世になれば、先生と、甲斐の
徳本大人
(
とくほんうし
)
とを合わせて、平民医道の二柱の神として祭るものが出て来ること
請合
(
うけあ
)
いです」
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
しかし好みと云うものも、
万代不変
(
ばんだいふへん
)
とは
請合
(
うけあ
)
われぬ。その証拠には
御寺
(
みてら
)
御寺の、
御仏
(
みほとけ
)
の
御姿
(
みすがた
)
を拝むが
好
(
よ
)
い。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「二人ともすっかり身をくるんでおりましたし、
真暗
(
まっくら
)
な晩でしたし、それに私たちは皆一向に口も利きませんでしたので、それさえもお
請合
(
うけあ
)
いは出来ません。」
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
大丈夫お
請合
(
うけあ
)
いしますと、あんなに申上げて置きながら、何と云う失敗をしたものか、お
詑
(
わ
)
びの言葉もありません、と、汗をびっしょり
掻
(
か
)
いて云うのであった。
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「この分では、初日二日目、三日目——大した人気にきまっておりますぜ。何しろ初
上
(
のぼ
)
りの親方衆の、顔見世と言うのだから、座が割れっ返る程、大入り
請合
(
うけあ
)
いだ」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
たといこれを
拒絶
(
きょぜつ
)
するも
真実
(
しんじつ
)
国と国との
開戦
(
かいせん
)
に
至
(
いた
)
らざるは
請合
(
うけあ
)
いなりとて
頻
(
しき
)
りに
拒絶論
(
きょぜつろん
)
を
唱
(
とな
)
えたれども、幕府の当局者は彼の
権幕
(
けんまく
)
に
恐怖
(
きょうふ
)
して
直
(
ただち
)
に
償金
(
しょうきん
)
を
払
(
はら
)
い
渡
(
わた
)
したり。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
ただ出血おびただしく、そのため昏倒していたものと診断して、手当を加えますと、果たして、結果はまことに上乗で、まあ半月も過ぎましたら元の体となることは
請合
(
うけあ
)
い。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
世の婦人方から一斉に論難されること
請合
(
うけあ
)
いだが、しかし、斯うした気持の原型が我々の中に絶対に無いと言う方があれば、それは余りにも心理的な反省に欠けた人に違いない。
南島譚:03 雞
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
私にはその方の
便宜
(
べんぎ
)
もあるので、大江春泥の所在をつき止め、出来れば彼に意見を加えて、こんな馬鹿馬鹿しいいたずらを中止させる様に計らうからと、それはかたく
請合
(
うけあ
)
って
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ね、だからそれが
記念
(
かたみ
)
なんだ。お君さん、
母様
(
おっかさん
)
の顔が見えたでしょう、見えたでしょう。一心におなんなさい、私がきっと
請合
(
うけあ
)
う、きっと見える。
可哀相
(
かわいそう
)
に、名、名も知らんのか。
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「いや、そうじゃないよ」彼は自由にならぬ顔を
強
(
し
)
いて振った。「敵機が爆弾を落として見ろ、この東京なんざ、震災当時のような混乱に
陥
(
おちい
)
ることは
請合
(
うけあ
)
いだよ。流言は今でも盛んだ。 ...
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
きっとないと
請合
(
うけあ
)
える位いの
穢
(
きた
)
なさだが、火も炭も惜気もなく沢山持って来られるのは、肌寒き秋の旅には嬉しいものの一つである。宿から出してくれた凍りがけの茶受には手は出ない。
白峰の麓
(新字新仮名)
/
大下藤次郎
(著)
折角
(
せっかく
)
だが、お
断
(
ことわ
)
りしやすよ。あっしゃァお
前
(
まえ
)
さんから、この
人形
(
にんぎょう
)
を
請合
(
うけあ
)
う
時
(
とき
)
、どんな
約束
(
やくそく
)
をしたかはっきり
覚
(
おぼ
)
えていなさろう。——のうおせんちゃん。あの
時
(
とき
)
お
前
(
まえ
)
は
何
(
な
)
んといいなすった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
などと、電車へ乗つて分れる迄諸事苦情づくめであつた。代助も気の毒になつて、そんなら
家
(
いへ
)
は、
宅
(
うち
)
の書生に
探
(
さが
)
させやう。なに不景気だから、大分
空
(
あ
)
いてるのがある筈だ。と
請合
(
うけあ
)
つて帰つた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
此
(
この
)
塲合
(
ばあひ
)
に
第
(
だい
)
一に
私
(
わたくし
)
の
胸
(
むね
)
をうつたのは、
此
(
この
)
航海
(
かうかい
)
のはじめネープルス
港
(
かう
)
を
出
(
い
)
づる
時
(
とき
)
、
濱島
(
はまじま
)
に
堅
(
かた
)
く
約
(
やく
)
して、
夫人
(
ふじん
)
と
其
(
その
)
愛兒
(
あいじ
)
との
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
は、
私
(
わたくし
)
の
生命
(
いのち
)
に
懸
(
か
)
けてもと
堅
(
かた
)
く
請合
(
うけあ
)
つた
事
(
こと
)
、
今
(
いま
)
、
此
(
この
)
危急
(
ききふ
)
の
塲合
(
ばあひ
)
に
臨
(
のぞ
)
んで
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
しかし
宅
(
たく
)
は必ず
伺
(
うかが
)
わせますよう
致
(
いた
)
しましょう、と
請合
(
うけあ
)
ってくれた。
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
と私が
請合
(
うけあ
)
った。
自責
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
「あツ、親分は目が高けえ、百壽園には良い
娘
(
こ
)
が居るんですよ。あの娘の笑顏を毎日一ぺんづつ服用すると、
請合
(
うけあ
)
ひ百までも生きられる」
銭形平次捕物控:322 死の秘薬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
大「
一時遁
(
いっときのが
)
れに
請合
(
うけあ
)
って、
若
(
も
)
し此の事を御舎弟附の
方々
(
かた/\
)
へ内通でもいたすと、貴様の
宅
(
たく
)
へ踏込んで必ず
打斬
(
うちき
)
るぞ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
この手紙の
上書
(
うわがき
)
にあるところへ届けてくれと申しました故、わたくしは何の気もなくお
請合
(
うけあ
)
いを致しました
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
と、
請合
(
うけあ
)
つたやうに言つた。だが、医者の言葉通りにも
往
(
ゆ
)
かないものと見えて、病気は
重
(
おも
)
る一方だつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
あの
方
(
かた
)
には自分がまた正気をなくしないってことはどうしてもはっきりと
請合
(
うけあ
)
えないんでしょう。
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
『
母
(
はは
)
はあんなに
固
(
かた
)
く
請合
(
うけあ
)
ってくだされたが、
果
(
はた
)
して
懐剣
(
かいけん
)
が
遺骸
(
いがい
)
と一
緒
(
しょ
)
に
墓
(
はか
)
に
収
(
おさ
)
めてあるかしら……。』そう
思
(
おも
)
うと
私
(
わたくし
)
はどうしてもそれが
気懸
(
きがか
)
りで
気懸
(
きがか
)
りで
耐
(
たま
)
らなくなりました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ヒョッと
分
(
わか
)
っては大変だから、夜分私が来るから御苦労だが見て居て呉れよと頼んだら、藤野が
宜
(
よろ
)
しいと快く
請合
(
うけあ
)
って呉れて、ソレカラ私は
其処
(
そこ
)
の家に三晩か四晩
読合
(
よみあわ
)
せに
行
(
いっ
)
て
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
それではなんのためにこうした
惨憺
(
さんたん
)
たる日々をたえ忍んでいるのか?
単于
(
ぜんう
)
に降服を申出れば重く用いられることは
請合
(
うけあ
)
いだが、それをする
蘇武
(
そぶ
)
でないことは初めから分り切っている。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
「検事さん。早くやらないと、青竜王の生命が
請合
(
うけあ
)
いかねますよ。——」
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それには
寔
(
まこと
)
に良いお嬢さんがあります、私がきっとお世話致します、と、その場で
請合
(
うけあ
)
い、早速橋渡しをするのであるが、何を云うにも洋行の期日が迫っているのでは仕様がない、と思ったので
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
にんじん——いやに
請合
(
うけあ
)
うんだなあ。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
死骸の前にあつた土瓶と湯呑——その中には
請合
(
うけあ
)
ひまだ主人萬兵衞を殺した毒が殘つて居る筈のが、故意か偶然か、無造作に取り捨られてしまつたのです。
銭形平次捕物控:185 歩く死骸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そもそも愚老の
易断
(
えきだん
)
は、
下世話
(
げせわ
)
に申す当るも
八卦
(
はっけ
)
当らぬも八卦の看板通り、世間の八卦見のようにきっと当ると保証も致さぬ代り、きっと
外
(
はず
)
れると
請合
(
うけあ
)
いも致さぬ。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
だが、豆猿の好きなのは使ひ残しの
墨汁
(
すみ
)
の事で、文展に落選した
女画家
(
をんなゑかき
)
の涙までも嘗めて呉れるか、
何
(
ど
)
うかは
請合
(
うけあ
)
はれない。豆猿は余り水つぽい物は好かないさうだから。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
僕は医者でないが
丸薬
(
がんやく
)
を丸める
位
(
ぐらい
)
の事は
屹
(
きっ
)
と出来るから、
何卒
(
どうか
)
世話をして
貰
(
もら
)
いたいと云うと、岡部も私の身の有様を気の毒に思うたか、私と一緒になって腹を立てゝ
容易
(
たやす
)
く私の云う事を
請合
(
うけあ
)
い
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
と仕方がないから
請合
(
うけあ
)
いました。番頭重三郎は気の毒に思いますから
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
確かに、それが君のせいでなかったとは僕には
請合
(
うけあ
)
えないんだ。
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
相当広い会場でも、十二分に照明が出来ること
請合
(
うけあ
)
いである。
発明小僧
(新字新仮名)
/
海野十三
、
佐野昌一
(著)
請合
(
うけあ
)
って、
他
(
ほか
)
の
人達
(
ひとたち
)
よりも
幸福
(
しあわせ
)
なものにしてあげる……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「ところで、あの娘が私へ丁寧に禮を言つて行きましたが、春日邦之助を助けてやるとでも
請合
(
うけあ
)
つたんですか」
銭形平次捕物控:193 色若衆
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「さればさ、うちの若先生のことでござるから、いつ帰るとお
請合
(
うけあ
)
いも致し兼ぬるで……」
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
幾ら普通教育が行き渡つたからといつて、狸が人間の
語
(
ことば
)
を習つたといふ事も聞かないから、それが
真実
(
ほんとう
)
か
何
(
ど
)
うかは
請合
(
うけあ
)
ひかねるが、猟師はこの仕方で幾度か狸を手捕にしたと自慢をしてゐる。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
長「出来やアしねえって、親方が
請合
(
うけあ
)
ったのだぜ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「いや、狂喜乱舞することは
請合
(
うけあ
)
いです」
独本土上陸作戦:――金博士シリーズ・3――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「だから、音羽から雜司ヶ谷目白へかけての信心は大變なものですよ。あの邊へ行つてうつかり鐵心道人の惡口でも言はうものなら、
請合
(
うけあ
)
ひ袋叩きにされる」
銭形平次捕物控:104 活き仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
請
常用漢字
中学
部首:⾔
15画
合
常用漢字
小2
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