“蘇武”の読み方と例文
読み方割合
そぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後五年、昭帝の始元しげん六年の夏、このまま人に知られず北方に窮死きゅうしすると思われた蘇武そぶが偶然にも漢に帰れることになった。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
成経 蘇武そぶ胡国ここくとの戦争に負けて、異域いいき無人むにんの山にえたけもののようになって、十五年間もさまよい暮らしました。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
今から二千年も前、漢の国に、蘇武そぶという人があって、皇帝の使者として、北の方の匈奴きょうどという国へ行った。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)