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をさ
ふりがな文庫
“
収
(
をさ
)” の例文
旧字:
收
足下
(
そこ
)
のごとく
虚弱
(
たよわ
)
き人のかく
患
(
うれひ
)
に沈みしは、神仏に祈りて
一四六
心を
収
(
をさ
)
めつべし。
一四七
刀田
(
とだ
)
の
里
(
さと
)
にたふとき
一四八
陰陽師
(
おんやうじ
)
のいます。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
呼息
(
いき
)
より
外
(
ほか
)
に
現實
(
げんじつ
)
世界
(
せかい
)
と
交通
(
かうつう
)
のない
樣
(
やう
)
に
思
(
おも
)
はれる
深
(
ふか
)
い
眠
(
ねむり
)
も
朝
(
あさ
)
見
(
み
)
た
通
(
とほ
)
りであつた。
凡
(
すべ
)
てが
今朝
(
けさ
)
出掛
(
でがけ
)
に
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
へ
収
(
をさ
)
めて
行
(
い
)
つた
光景
(
くわうけい
)
と
少
(
すこ
)
しも
變
(
かは
)
つてゐなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
何か編輯上の手違ひとは存じ候へども、
爾来
(
じらい
)
かかる作品は文芸欄へお
収
(
をさ
)
め下され
度
(
たく
)
、切望の至りに
堪
(
た
)
へず候。右差し出がましき次第ながら御注意までに申し上げ候。頓首。
伊東から
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
当季
(
たうき
)
斯
(
か
)
やうな
物
(
もの
)
は誠に少なくなりましたがと
云
(
い
)
つて、
服紗
(
ふくさ
)
を
刀柄
(
つか
)
へ
巻
(
ま
)
いて
抜
(
ぬ
)
くんだよ、
先方
(
むかう
)
へ
刃
(
は
)
を
向
(
む
)
けないやうに、
此方
(
こちら
)
へ
刃
(
は
)
を向けて
鋩子先
(
ばうしさき
)
まで
出
(
で
)
た処でチヨンと
鞘
(
さや
)
に
収
(
をさ
)
め
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
(三)は
金港堂
(
きんこうどう
)
の
優勢
(
いうせい
)
に
圧
(
おさ
)
れたのです、それでも
未
(
ま
)
だ
経済
(
けいざい
)
の立たんやうな事は無かつたのです、
然
(
しか
)
し
労
(
らう
)
多
(
おほ
)
くして
収
(
をさ
)
むる所が
極
(
きは
)
めて少いから
可厭
(
いや
)
に
成
(
な
)
つて
了
(
しま
)
つたので、
石橋
(
いしばし
)
と
私
(
わたし
)
と
連印
(
れんいん
)
で
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
思
(
おも
)
ふにコロボツクルは適當の
石
(
いし
)
を
獲
(
え
)
たる時、又は
氣
(
き
)
の
向
(
む
)
きたる時に、
必要以外
(
ひつえういぐわい
)
の
石鏃
(
せきぞく
)
を
作
(
つく
)
り
置
(
お
)
き之を土器其他の入れ物に
収
(
をさ
)
めて後日の
豫備
(
よび
)
とし或は
物品交換
(
ぶつぴんかうくわん
)
の用に
供
(
きよう
)
する爲
貯
(
たくは
)
へ
置
(
お
)
きしならん。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
挙ぐれば
中州
(
なかず
)
と
箱崎町
(
はこざきちやう
)
の
出端
(
でばな
)
との
間
(
あひだ
)
に深く
突入
(
つきい
)
つてゐる堀割は此れを箱崎町の
永久橋
(
えいきうばし
)
または
菖蒲河岸
(
しやうぶがし
)
の
女橋
(
をんなばし
)
から眺めやるに水は
恰
(
あたか
)
も入江の如く無数の荷船は部落の観をなし薄暮風
収
(
をさ
)
まる時
競
(
きそ
)
つて
炊烟
(
すゐえん
)
を
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
かかる
間
(
ま
)
も
収
(
をさ
)
まり難き
困憊
(
こんぱい
)
はとりとめもなくうち
歎
(
なげ
)
く。
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
もとより
容姿
(
かたち
)
のよろしきを
愛
(
め
)
でよろこび、千とせをかけて契るには、
二四五
葛城
(
かつらぎ
)
や
高間
(
たかま
)
の
山
(
やま
)
に
夜
(
よひ
)
々ごとにたつ雲も、
二四六
初瀬の寺の暁の鐘に雨
収
(
をさ
)
まりて
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
事務の人は規則を厳守して受けつけず「既に期限に遅れし故、三十円の金を
収
(
をさ
)
めよ」といふ。
その頃の赤門生活
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
東京
(
とうきやう
)
の
家
(
いへ
)
を
疊
(
たゝ
)
むとき
宗助
(
そうすけ
)
は
先祖
(
せんぞ
)
の
位牌
(
ゐはい
)
を
一
(
ひと
)
つ
殘
(
のこ
)
らず
携
(
たづさ
)
えて、
諸所
(
しよしよ
)
を
漂泊
(
へうはく
)
するの
煩
(
わづら
)
はしさに
堪
(
た
)
えなかつたので、
新
(
あた
)
らしい
父
(
ちゝ
)
の
分丈
(
ぶんだけ
)
を
鞄
(
かばん
)
の
中
(
なか
)
に
収
(
をさ
)
めて、
其他
(
そのた
)
は
悉
(
こと/″\
)
く
寺
(
てら
)
へ
預
(
あづ
)
けて
置
(
お
)
いたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
祖父
(
おほぢ
)
は
播磨
(
はりま
)
の
一四
赤松に仕へしが、
去
(
さ
)
んぬる
一五
嘉吉
(
かきつ
)
元年の
乱
(
みだれ
)
に、
一六
かの
館
(
たち
)
を去りてここに来り、庄太夫にいたるまで
三代
(
みよ
)
を
経
(
へ
)
て、
一七
春
耕
(
たがや
)
し、秋
収
(
をさ
)
めて、家
豊
(
ゆた
)
かにくらしけり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
「
一寸
(
ちよつと
)
其
(
その
)
状袋
(
じやうぶくろ
)
を」と
手
(
て
)
を
夫
(
をつと
)
の
方
(
ほう
)
へ
出
(
だ
)
した。
宗助
(
そうすけ
)
は
自分
(
じぶん
)
と
火鉢
(
ひばち
)
の
間
(
あひだ
)
に
挾
(
はさ
)
まつてゐる
青
(
あを
)
い
封筒
(
ふうとう
)
を
取
(
と
)
つて
細君
(
さいくん
)
に
渡
(
わた
)
した。
御米
(
およね
)
はそれをふつと
吹
(
ふ
)
いて、
中
(
なか
)
を
膨
(
ふく
)
らまして
手紙
(
てがみ
)
を
収
(
をさ
)
めた。さうして
臺所
(
だいどころ
)
へ
立
(
た
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
収
常用漢字
小6
部首:⼜
4画
“収”を含む語句
収穫
収入
収穫時
押収
収斂
収賄
没収
徴収
魏収
収差
収生
班田収授
買収
収穫物
領収
収攬
収拾
収縮
収穫期
収監
...