氣候きこう)” の例文
新字:気候
日本につぽん南北なんぼくながつゞいてゐて、ところによる氣候きこう變化へんかもいろ/\ですから、動物どうぶつもまた、いろ/\なものがんでゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
わたしだいすきだ。いろし、かたちし……とふうちにも、ごろ氣候きこうなんともへないのであらう。しかしめづらしい。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かれさむさがほねてつするのことを明瞭めいれうあたまうかべて判斷はんだんするのには氣候きこう變化へんくわあまりに急激きふげきであつた。かれあひだ人事不省じんじふせい幾時間いくじかん經過けいくわした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
新石器時代しんせつきじだいになると氣候きこうその世界せかい状態じようたい今日こんにちあまかはつたところなく、たゞ海岸線かいがんせんいまよりも陸地りくちんでゐたといふくらゐにぎないのです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
たとへば日本にほん小島國せうたうごくであつて、氣候きこう温和をんわ山水さんすゐがいして平凡へいぼん別段べつだん高嶽峻嶺かうがくしゆんれい深山幽澤しんざんゆうたくといふものもない。すべてのものが小規模せうきもである。その我邦わがくに雄大ゆうだい化物ばけもののあらうはずはない。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
はだ筋肉きんにくさむかぜ抵抗ていかうして、一時いちじ緊縮きんしゆくするやうふゆ心持こゝろもちするどくるうちに、ある快感くわいかんおぼえたので、宗助そうすけ御米およねもあゝうちにばかりいてはくない、氣候きこうくなつたら
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
貴方あなた那樣哲學そんなてつがくは、あたゝかあんずはなにほひのする希臘ギリシヤつておつたへなさい、此處こゝでは那樣哲學そんなてつがく氣候きこうひません。いやさうと、わたくしたれかとヂオゲンのはなしましたつけ、貴方あなたとでしたらうか?
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
したがつてところによる氣候きこう土質どしつ變化へんかはなはだしく、そこにそだ樹木じゆもくや、森林しんりんも、おのづと、いろ/\ちがつてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
まくらいて初夜しよやぐるころほひより、すこ氣候きこうがゆるんだとおもふと、およ手掌てのひらほどあらうといふ、ぞく牡丹ぼたんとなづくるゆきが、しと/\とはてしもあらず降出ふりだして
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
勘次かんじ田畑たはた晩秋ばんしう收穫しうくわくがみじめなものであつた。それは氣候きこうわるいのでもなく、また土地とちわるいのでもない。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ヨーロッパでは舊石器時代きゆうせつきじだい氣候きこう非常ひじようさむかつたので、洞穴ほらあななか人間にんげんんでゐたことがありました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
しかし實際じつさいは、うみやま不規則ふきそくみだれてゐますから、その水平的森林帶すいへいてきしんりんたいも、ところ/″\で中斷ちゆうだんし、また氣候きこうにも影響えいきようされて不規則ふきそくおびとなつてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
あつ氣候きこう百姓ひやくしやうすべてをその狹苦せまくるし住居すまゐからとほさそうて、相互さうごその青春せいしゆんのつやゝかなおもかげ憧憬あこがれしめるのに
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ヒガネとむ、西風にしかぜさむきがたう熱海あたみ名物めいぶつなりとか。三島街道みしまかいだう十國峠じつこくたうげあり、今日こんにちかぜ氣候きこう温暖をんだん三度さんどくもごと湯氣ゆげいてづるじつ壯觀さうくわん御座候ござさふらふ後便こうびん萬縷ばんる敬具けいぐ
熱海の春 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)