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葬式
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そうしき
ふりがな文庫
“
葬式
(
そうしき
)” の例文
おやじの
葬式
(
そうしき
)
の時に
小日向
(
こびなた
)
の
養源寺
(
ようげんじ
)
の
座敷
(
ざしき
)
にかかってた懸物はこの顔によく似ている。
坊主
(
ぼうず
)
に聞いてみたら
韋駄天
(
いだてん
)
と云う怪物だそうだ。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼
(
かれ
)
は、それを
見
(
み
)
ているうちに、いつか
葬式
(
そうしき
)
の
自動車
(
じどうしゃ
)
から
落
(
お
)
ちた
花
(
はな
)
を
拾
(
ひろ
)
ってびんにさしたとき、はちがたずねてきたことを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しました。
サーカスの少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
葬式
(
そうしき
)
の日には、アルレッキーノは舞台に出なくてもいいことになりました。この男は悲しみに打ち
沈
(
しず
)
んだ男やもめなんですから。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
葬式
(
そうしき
)
をすませてじぶんの
部屋
(
へや
)
にかえってきたときには、はじめて生きているかいがあると思ったよ。ぼくはむちゅうになって
研究
(
けんきゅう
)
にとりかかった
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
芸
(
げい
)
は
気合
(
きあ
)
いもの、独楽は生き物。いくら
廻
(
まわ
)
し手が名人でも、そうお
葬式
(
そうしき
)
の
饅頭
(
まんじゅう
)
に
鴉
(
からす
)
がよってきたように、ガアガアさわがれていてはやりきれない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
もちろんあの
埴輪
(
はにわ
)
は、お
葬式
(
そうしき
)
の
時
(
とき
)
に
作
(
つく
)
つて
墓場
(
はかば
)
に
立
(
た
)
てたもので、
非常
(
ひじよう
)
に
骨
(
ほね
)
ををつて
作
(
つく
)
つたものではありませんが、その
粗末
(
そまつ
)
な
下手
(
へた
)
な
作
(
つく
)
り
方
(
かた
)
のうちにも
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
時ならぬ忠告は有害ならぬまでも、無益におわる場合多ければ、
葬式
(
そうしき
)
に
祝詞
(
しゅくじ
)
を呈し、めでたき折に泣き
言
(
ごと
)
を述ぶるに
等
(
ひと
)
しきことは常識に
任
(
まか
)
せて
謹
(
つつし
)
みたい。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
一昨日
母者
(
ははじゃ
)
の
葬式
(
そうしき
)
をして沈んだ顔の仁左衛門さんも来て居る。余は高井戸の通りで失敬して、
径路
(
こみち
)
から帰った。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
天婦羅だけでは立ち行かぬから、近所に
葬式
(
そうしき
)
があるたびに、
駕籠
(
かご
)
かき人足に
雇
(
やと
)
われた。氏神の夏祭には、水着を着てお宮の
大提燈
(
おおぢょうちん
)
を担いで練ると、日当九十銭になった。
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
そして、みんなは、どうしたことだろうと、この
荒
(
あ
)
れはてた
農場
(
のうじょう
)
へ
駆
(
か
)
けつけてくるでしょう。そうすれば、おばあさんのなきがらを見つけて、お
葬式
(
そうしき
)
をしてくれるでしょう。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
役者であったじぶん、あの犬は何度ゼルビノのお
葬式
(
そうしき
)
を送るまねをしたであろう。それはどんなにまじめくさった子どもでも、あの犬の悲しい様子を見ては
笑
(
わら
)
わずにはいられなかった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
長女 おとうさんのお
葬式
(
そうしき
)
んとききたのよ。あたしよくおぼえててよ、こっちの肩のとこに、つばきの花がふたつかさなってたわ。こうするとよく見えるのよ。花のにおいがかげるくらいのそばに。
病む子の祭
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
菊之丞
(
きくのじょう
)
の
駕籠
(
かご
)
を一
町
(
ちょう
)
ばかり
隔
(
へだ
)
てて、あたかも
葬式
(
そうしき
)
でも
送
(
おく
)
るように
悵然
(
ちょうぜん
)
と
首
(
くび
)
を
垂
(
た
)
れたまま、一
足毎
(
あしごと
)
に
重
(
おも
)
い
歩
(
あゆ
)
みを
続
(
つづ
)
けていたのは、
市村座
(
いちむらざ
)
の
座元
(
ざもと
)
羽左衛門
(
うざえもん
)
をはじめ、
坂東
(
ばんどう
)
彦
(
ひこ
)
三
郎
(
ろう
)
、
尾上
(
おのえ
)
菊
(
きく
)
五
郎
(
ろう
)
、
嵐
(
あらし
)
三五
郎
(
ろう
)
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
お
葬式
(
そうしき
)
がすんで
後
(
のち
)
、おとうさんが
気
(
き
)
がついて、
姫
(
ひい
)
さんの
頭
(
あたま
)
の上に、うっとうしそうにのっている
鉢
(
はち
)
を
取
(
と
)
ろうとしますと、どうしたのでしょう、
鉢
(
はち
)
は
頭
(
あたま
)
に
固
(
かた
)
く
吸
(
す
)
いついたようになって
取
(
と
)
れませんでした。
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
これよりグロモフの
家
(
いえ
)
には、
不幸
(
ふこう
)
が
引続
(
ひきつづ
)
いて
来
(
き
)
てセルゲイの
葬式
(
そうしき
)
の
終
(
す
)
んだ一
週間
(
しゅうかん
)
目
(
め
)
、
父
(
ちち
)
のグロモフは
詐欺
(
さぎ
)
と、
浪費
(
ろうひ
)
との
件
(
かど
)
を
以
(
もっ
)
て
裁判
(
さいばん
)
に
渡
(
わた
)
され、
間
(
ま
)
もなく
監獄
(
かんごく
)
の
病院
(
びょういん
)
でチブスに
罹
(
かか
)
って
死亡
(
しぼう
)
してしまった。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
父の
葬式
(
そうしき
)
を出してしまうと、すぐに敵討のお許しを乞うた。
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
良吉
(
りょうきち
)
は
悲
(
かな
)
しさのあまり
泣
(
な
)
きあかしました。
文雄
(
ふみお
)
は
村
(
むら
)
のお
寺
(
てら
)
の
墓地
(
ぼち
)
に
葬
(
ほうむ
)
られました。
良吉
(
りょうきち
)
は
文雄
(
ふみお
)
のお
葬式
(
そうしき
)
のときにも
泣
(
な
)
いてついてゆきました。
星の世界から
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それから、みんなは、かわいそうなお花のお
葬式
(
そうしき
)
をしてやってもいいというおゆるしをいただきました。
イーダちゃんのお花
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
急報に接して飛んで往った次郎さんの
阿爺
(
おとっさん
)
も、
間
(
ま
)
に合わなかったそうである。夜にかけて
釣台
(
つりだい
)
にのせて連れて来て、
組合中
(
くみあいじゅう
)
の
都合
(
つごう
)
で
今日
(
きょう
)
葬式
(
そうしき
)
をすると云うのである。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
いったい日本語には敬語が
夥
(
おびただ
)
しいから、人の
葬式
(
そうしき
)
に
悔
(
くや
)
みに行っても、心の中の半分だも思わぬことまで述べる。少し
正直
(
しょうじき
)
な人は
惑
(
まど
)
わされる。古人の
歎
(
なげ
)
ける一首に
曰
(
い
)
わく
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
おやじの
葬式
(
そうしき
)
は風のつめたい、さむい寒い日だったよ。ぼくはおやじがさびしい
丘
(
おか
)
の
中腹
(
ちゅうふく
)
にほうむられるのをみても、考えるのはただ
研究
(
けんきゅう
)
のことばかりで、さびしいとも
悲
(
かな
)
しいとも思わなかったんだ。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
アッケン
氏
(
し
)
はわたしをお
葬式
(
そうしき
)
に
連
(
つ
)
れて行くやくそくをした。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
死
(
し
)
んでも
形
(
かたち
)
だけの
葬式
(
そうしき
)
ひとつしてもらえなかった……これでは、
犬
(
いぬ
)
やねこと
同
(
おな
)
じであって、
冥土
(
めいど
)
の
門
(
もん
)
もくぐれないではないか?
町の真理
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
カレンは、おっかさんのお
葬式
(
そうしき
)
の日に、そのくつをもらって、はじめてそれをはいてみました。
赤いくつ
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
アイヌの
信仰
(
しんこう
)
、
葬式
(
そうしき
)
の事、二三
風習
(
ふうしゅう
)
の質問などして、最後に、
日本人
(
シャモ
)
に不満な点はと問うたら、ヤイコクは重い口から「
日本人
(
シャモ
)
のゴロツクがイヤだ」と
吐
(
は
)
き出す様に云った。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
人々
(
ひとびと
)
は
寄
(
よ
)
り
集
(
あつ
)
まって、
牛女
(
うしおんな
)
の
葬式
(
そうしき
)
を
出
(
だ
)
して、
墓地
(
ぼち
)
にうずめてやりました。そして、
後
(
あと
)
に
残
(
のこ
)
った
子供
(
こども
)
を、みんながめんどうを
見
(
み
)
て
育
(
そだ
)
ててやることになりました。
牛女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ブドウの
蔓
(
つる
)
がかたむいた窓の上に、
葬式
(
そうしき
)
の花輪のようにまつわりさがっています。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
村
(
むら
)
の
人
(
ひと
)
たちは、おばあさんに
世話
(
せわ
)
になったものが
多
(
おお
)
かったから、その
人
(
ひと
)
たちの
手
(
て
)
で
葬式
(
そうしき
)
はすまされたのです。
おばあさんと黒ねこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかも、お
葬式
(
そうしき
)
に出かけるときのような、まっ黒な着物を着ているのです。
旅の仲間
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
「ねえ、おじいさん、お
葬式
(
そうしき
)
の
自動車
(
じどうしゃ
)
から
落
(
お
)
ちた
花
(
はな
)
を
拾
(
ひろ
)
っても、
悪
(
わる
)
いことはないね?」と、
問
(
と
)
いました。
サーカスの少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いよいよ、お
葬式
(
そうしき
)
の日がきました。それまでというもの、おかあさんは、一晩も眠ったことがありませんでした。その日の明けがた、おかあさんは、くたびれすぎて、つい、うとうとしました。
お墓の中の坊や
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
「さあ、
葬式
(
そうしき
)
もすんだが、おばあさんは、お
金
(
かね
)
をどうしたろう?」と、いったものがありました。
おばあさんと黒ねこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
つぎの週に、お
葬式
(
そうしき
)
をしました。ヨハンネスは、お
棺
(
かん
)
のすぐうしろについていきました。あんなに自分をかわいがってくれた、大好きなおとうさんの顔を見るのも、いよいよ、きょうかぎりです。
旅の仲間
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
万
(
まん
)
の
葬式
(
そうしき
)
は、わずかに
彼
(
かれ
)
を
知
(
し
)
る
村
(
むら
)
の
人々
(
ひとびと
)
だけで、さびしくおこなわれました。
万の死
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“葬式(
葬儀
)”の解説
葬儀(そうぎ、en: funeral)あるいは葬式(そうしき)とは、人の死を弔うために行われる祭儀・葬制の一部である。
(出典:Wikipedia)
葬
常用漢字
中学
部首:⾋
12画
式
常用漢字
小3
部首:⼷
6画
“葬式”で始まる語句
葬式女
葬式金