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筋道
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すぢみち
助くるが
趣意なりとて
王法有りての佛法なれば國の
政事に口出しはならず又役人と雖も
筋道なくして人を
害すべきや其九助と云者
假令此
度人を
すると
何時の
間にか
今上つた
山は
過ぎて
又一ツ
山が
近づいて
来た、
此辺暫くの
間は
野が
広々として、
前刻通つた
本街道より
最つと
巾の
広い、なだらかな一
筋道。
心は
變化するものなり、
雪三が
徃昔の
心裏を
覗はゞ、
糸子に
對する
觀念の
潔白なること、
其名に
呼ぶ
雪はものかは、
主人大事の
一ト
筋道、
振むくかたも
無かりし
物の
内儀さんは
復た
被害者の
家へ
行つて
其れ
丈の
筋道を
聞かせたが、どうしても
今度はうんといはない。
二人は一
筋道の廊下の
何所かで
擦れ
違はねばならぬ運命を以て互ひに近付いて
来た。すると女が
振り返つた。
明るい
表の空気のなかには、初
秋の
緑が浮いてゐる
許である。
便りに一
筋道權現堂の村中へ
來懸る
折しも
颯と吹來る川風に
提灯消て眞の
闇となりしかば平兵衞は南無さん
明りが
消ては一
足も歩行れぬとて
腰をさぐり用意の火打を
頭腦が
比較的明暸で、
理路に
感情を
注ぎ
込むのか、
又は
感情に
理窟の
枠を
張るのか、
何方か
分らないが、
兎に
角物に
筋道を
付けないと
承知しないし、また
一返筋道が
付くと
最早それはいひツこなしとゝめるも
云ふも一
ト筋道横町の
方に
植木は
多しこちへと
招けば
走りよるぬり
下駄の
音カラコロリ
琴ひく
盲女は
今の
世の
朝顔か
露のひぬまのあはれ/\
粟の
水飴めしませとゆるく
甘くいふ
隣にあつ
焼の
塩せんべいかたきを
其筋道を
生かさなくつては
置かない
樣に
熱中したがる。
助けて
遣ん是より
道程は
何程あるやと問ひければ八五郎
然樣さ四里八町と申せども
多分中頃で爲す仕事ならん一
筋道ゆゑ
御出なされば間違ひなけれ共餘程時刻も
後れたれば
贅足ならんといふに半四郎は
最早立上り
假令贅足になればとて元々なり某し一ト走りに
追着助けてやらん
大方渠等怪我もあらんにより
本道外科兩人の醫師を