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此後
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こののち
ふりがな文庫
“
此後
(
こののち
)” の例文
彼奴
(
きゃつ
)
め
長久保
(
ながくぼ
)
のあやしき女の
許
(
もと
)
に
居続
(
いつづけ
)
して妻の
最期
(
さいご
)
を
余所
(
よそ
)
に見る事憎しとてお辰をあわれみ助け
葬式
(
ともらい
)
済
(
すま
)
したるが、七蔵
此後
(
こののち
)
愈
(
いよいよ
)
身持
(
みもち
)
放埒
(
ほうらつ
)
となり
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
此後
(
こののち
)
、
杉村氏
(
すぎむらし
)
は、
東京朝日
(
とうきやうあさひ
)
の
世界
(
せかい
)
一
周
(
しう
)
會員
(
くわいゐん
)
と
共
(
とも
)
に、
米國
(
べいこく
)
に
渡
(
わた
)
り、ボストンにて
圖
(
はか
)
らずモールス
氏
(
し
)
に
面會
(
めんくわい
)
し、
余等
(
よら
)
と
共
(
とも
)
に
大森貝塚發掘
(
おほもりかひづかはつくつ
)
の
事
(
こと
)
を
語
(
かた
)
り
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
猶
(
なほ
)
此後
(
こののち
)
もこれに
盡
(
つく
)
さんの
料
(
れう
)
にせまほしとておのれに
其
(
その
)
よしはし
書
(
かき
)
してよとこはれぬかゝる
方
(
かた
)
に
心
(
こゝろ
)
ふかうものし
給
(
たま
)
へるを
うもれ木:01 序
(旧字旧仮名)
/
田辺竜子
(著)
自分達の
出立
(
しゆつたつ
)
する時夫人は涙を目にいつぱいためて自動車の窓
越
(
ごし
)
に手を執られた。自分は
此後
(
こののち
)
英国を
思
(
おもひ
)
出す度に
先
(
ま
)
づ
此
(
この
)
夫人の顔が目に浮ぶであらう。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
吾助
(
ごすけ
)
は
斯
(
か
)
く
思
(
おも
)
ひて
斯
(
か
)
く
言
(
い
)
ふを、
後生
(
ごしやう
)
、
姉樣
(
ねえさま
)
返事
(
へんじ
)
を
賜
(
たま
)
はれ、
决
(
けつ
)
して
此後
(
こののち
)
我
(
わが
)
まヽも
言
(
い
)
はず
惡戯
(
いたづら
)
もなすまじければ、
吾助
(
ごすけ
)
の
田舍
(
ゐなか
)
へ
歸
(
かへ
)
らぬやう、
今
(
いま
)
まで
通
(
どほ
)
り一
處
(
しよ
)
に
遊
(
あそ
)
ばれるやう
返事
(
へんじ
)
を
賜
(
たま
)
はれ
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
御頼み申せし新藤夫婦の事もあれば
此度
(
このたび
)
は
大師迄
(
だいしまで
)
にて別れ申べけれ
重
(
かさ
)
ねて
金比羅
(
こんぴら
)
へ
參詣
(
さんけい
)
の事もあらば丸龜城下なる
拙者
(
せつしや
)
の
宅
(
たく
)
へ必らず
立寄
(
たちよら
)
れよ又某事も
此後
(
こののち
)
江戸表へ
出
(
いづ
)
るならば貴樣の家を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此日
(
このひ
)
此地
(
このち
)
此有様
(
このありさま
)
永
(
なが
)
く
描写
(
べうしや
)
し
止
(
とゞ
)
まりて、
後年
(
こうねん
)
いかなる
大業
(
たいげふ
)
を
作
(
な
)
す
種子
(
たね
)
とやならん、
予
(
よ
)
は
集
(
つど
)
へる人を見て
一種
(
いつしゆ
)
頼
(
たの
)
もしき
心地
(
こゝち
)
も
発
(
おこ
)
りたり、
此一行
(
このいつかう
)
が
此後
(
こののち
)
の
消息
(
せうそく
)
、
社員
(
しやゐん
)
横川氏
(
よこかはし
)
が通信に
委
(
くは
)
しければ
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
手の
先
(
さき
)
と
天窓
(
あたま
)
の
先
(
さき
)
を
揃
(
そろ
)
へ、
胴
(
どう
)
を
詰
(
つ
)
めて
閑雅
(
しとやか
)
に
辞儀
(
じぎ
)
をして、かね/″\お
招
(
まね
)
きに
預
(
あづ
)
かりました
半田屋
(
はんだや
)
の
長兵衛
(
ちやうべゑ
)
と
申
(
まう
)
す者で、
至
(
いた
)
つて
未熟
(
みじゆく
)
もの、
此後
(
こののち
)
ともお
見知
(
みし
)
り
置
(
お
)
かれて
御懇意
(
ごこんい
)
に願ひますと
云
(
い
)
ふと
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
予審判事の書記が寄れる
卓子
(
ていぶる
)
の足の下に転がりて
酒瓶
(
さけびん
)
の栓の
在
(
あ
)
りし事をも記臆し、
其
(
その
)
栓
(
せん
)
はコロップにて其一端に青き
封蝋
(
ふうろう
)
の
存
(
そん
)
したる事すらも忘れず、
此後
(
こののち
)
千年
生延
(
いきのび
)
るとも是等の事を忘る可くも
非
(
あら
)
ず
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
此後
(
こののち
)
は
留守勝
(
るすがち
)
ならん萩の
庵
(
いお
)
六百句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
恐
(
おそ
)
らく
此後
(
こののち
)
も
無
(
な
)
からうと
思
(
おも
)
ふ。
今
(
いま
)
の
處
(
ところ
)
では
養子
(
やうし
)
を
仕
(
し
)
やうとも
考
(
かんが
)
へて
居
(
を
)
らぬ。されば
若
(
も
)
し
生活
(
せいかつ
)
に
餘
(
あま
)
りある
時
(
とき
)
には、それを
悉
(
こと/″\
)
く
注
(
そゝ
)
いで
遺跡
(
ゐせき
)
の
發掘
(
はつくつ
)
を
成
(
な
)
し
得
(
う
)
るのである。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
ル氏は
未
(
ま
)
だ五十四五歳だから
此後
(
こののち
)
を
何
(
ど
)
うするかと云ふ事は
巴里
(
パリイ
)
人の間に興味ある問題となつた。氏に対してコメデイ・フランセエズ座から
予
(
かね
)
て捧げて居る劇場株は十八万円ある。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
形見
(
かたみ
)
と
思
(
おも
)
へば
不憫
(
ふびん
)
さ
限
(
かぎ
)
りのなきに、
其方
(
そち
)
が
心
(
こヽろ
)
一つにて
我
(
わ
)
れも
安堵
(
あんど
)
姫
(
ひめ
)
に
疵
(
きず
)
もつかず、
此處
(
こヽ
)
をよく
了簡
(
れうけん
)
なし
斷念
(
さつぱり
)
と
退
(
のい
)
て
呉
(
く
)
れかし、さりながら
此後
(
こののち
)
の
身
(
み
)
の
有
(
あり
)
つきにと
包物
(
つヽみもの
)
を
賜
(
たま
)
はりて、
言
(
い
)
はねど
手切
(
てき
)
れの
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
此後
(
こののち
)
權現臺
(
ごんげんだい
)
は
如何
(
どう
)
變
(
かは
)
るだらう。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
“此”で始まる語句
此方
此
此処
此家
此奴
此處
此間
此所
此頃
此様