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充分
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じうぶん
ふりがな文庫
“
充分
(
じうぶん
)” の例文
「高木勇名の方で、機先を制して城彈三郎を討つたといふ疑ひは
充分
(
じうぶん
)
にあるわけだが、大病人が平右衞門町まで行くのはをかしい」
銭形平次捕物控:139 父の遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
自己
(
じこ
)
の
現在
(
げんざい
)
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
る
經濟界
(
けいざいかい
)
は
夙
(
つと
)
に
變化
(
へんくわ
)
して
居
(
ゐ
)
るに
拘
(
かゝは
)
らず
此
(
こ
)
れに
對
(
たい
)
して
充分
(
じうぶん
)
の
理解
(
りかい
)
のないのが
寧
(
むし
)
ろより
重大
(
ぢうだい
)
なる
原因
(
げんいん
)
である。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
稽古
(
けいこ
)
は
引取
(
ひきと
)
つてからでも
充分
(
じうぶん
)
させられるから
其心配
(
そのしんぱい
)
も
要
(
い
)
らぬ
事
(
こと
)
、
兎角
(
とかく
)
くれさへすれば
大事
(
だいじ
)
にして
置
(
お
)
かうからと
夫
(
それ
)
は
夫
(
それ
)
は
火
(
ひ
)
のつく
樣
(
やう
)
に
催促
(
さいそく
)
して
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
余は
室内
(
しつない
)
には大小種々の
棚
(
たな
)
の有りし事を
信
(
しん
)
ずる者なり。入り口の他にも
數個
(
すうこ
)
の
窓
(
まど
)
有りしなるべければ、
室内
(
しつない
)
は
充分
(
じうぶん
)
に
明
(
あかる
)
かりしならん。(續出)
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
樽
(
たる
)
の
例
(
れい
)
は
想像
(
さうぞう
)
に
過
(
す
)
ぎるので、
加瀬貝塚
(
かせかひづか
)
の
疑問
(
ぎもん
)
をして、一
層
(
そう
)
強
(
つよ
)
からしめる
論證
(
ろんしよう
)
とするには
足
(
た
)
らぬけれども、一
應
(
おう
)
參考
(
さんかう
)
とするには
充分
(
じうぶん
)
だらうと
余
(
よ
)
は
思
(
おも
)
うのである。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
▼ もっと見る
愛
(
あい
)
ちやんの
爲
(
ため
)
には
勿怪
(
もツけ
)
の
幸
(
さいはひ
)
、
小
(
ちひ
)
さな
魔法壜
(
まはふびん
)
は
今
(
いま
)
充分
(
じうぶん
)
其功能
(
そのこうのう
)
を
顯
(
あら
)
はし
終
(
をは
)
つたので、
愛
(
あい
)
ちやんも
最
(
も
)
うこれより
大
(
おほ
)
きくはなりませんでした、が、それは
非常
(
ひじよう
)
に
不愉快
(
ふゆくわい
)
で
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
併
(
しか
)
しながら、
永
(
なが
)
くわが
國
(
くに
)
に
慣用
(
くわんよう
)
された
歴史
(
れきし
)
のある
我
(
わが
)
國語
(
こくご
)
は、
充分
(
じうぶん
)
にこれを
尊重
(
そんてう
)
せねばならぬ。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
如何にも
受取
(
うけとら
)
れぬ
事
(
こと
)
而
(
し
)
て見れば兎にも角にも其金の出所が
怪
(
あや
)
しいと云つゝ
充分
(
じうぶん
)
心の中に
笑
(
ゑみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
然ういふ俺も、其
毒惡
(
どくあく
)
な空氣の中へ飛込んで
奮闘
(
ふんとう
)
しやうといふんだが、
武裝
(
ぶそう
)
は
充分
(
じうぶん
)
かな?
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
右
(
みぎ
)
二
口
(
くち
)
を
合計
(
がふけい
)
するときは四
億圓
(
おくゑん
)
の
在外資金
(
ざいぐわいしきん
)
を
保有
(
ほいう
)
する
次第
(
しだい
)
であつて、
金解禁
(
きんかいきん
)
の
準備
(
じゆんび
)
としては
充分
(
じうぶん
)
であると
考
(
かんが
)
へるのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
だが、狙はれて居るのは自分と思はせるには
充分
(
じうぶん
)
さ。次は花見船の毒だ、倉賀屋と大寺源十郎くらゐを殺し、自分も少しは毒に中つたやうな顏を
銭形平次捕物控:167 毒酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
今後女子にして
遮光器
(
しやくわうき
)
を着けるが如き形の土偶
發見
(
はつけん
)
さるる事有るやも知らざれど、余は
前項
(
ぜんかう
)
の覆面が
充分
(
じうぶん
)
遮光器の用を爲せしならんと
考
(
かんが
)
ふるなり。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
『
誰
(
だ
)
れがお
前
(
まへ
)
の
云
(
い
)
ふことなぞを
聞
(
き
)
くものか?』と
云
(
い
)
つて
愛
(
あい
)
ちやんは、(
此時
(
このとき
)
までに
大
(
おほ
)
きくなれるだけ
充分
(
じうぶん
)
大
(
おほ
)
きくなつてゐました)『お
前
(
まへ
)
は
骨牌
(
カルタ
)
の
一組
(
ひとくみ
)
に
過
(
す
)
ぎないではないか!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
さめ而して後に前段の
落着
(
らくちやく
)
の場を見たまはゞ
宛然
(
さながら
)
越前守を目前にみるが如きの思ひある可し然れども編者が
筆
(
ふで
)
鈍
(
にぶ
)
き上
緒數
(
ちよすう
)
毎回
(
まいくわい
)
限
(
かぎ
)
りあれば
其情
(
そのじやう
)
充分
(
じうぶん
)
に
寫
(
うつ
)
す事
難
(
がた
)
し恐らくは
角
(
つの
)
を
斷
(
きつ
)
て牛を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ルネツサンス
以後
(
いご
)
は
論
(
ろん
)
ずるに
足
(
た
)
らない。
然
(
しか
)
るに
東洋方面
(
とうやうはうめん
)
、
特
(
とく
)
に
印度
(
いんど
)
などは
凡
(
すべ
)
てが
渾然
(
こんぜん
)
たる
立派
(
りつぱ
)
な
創作
(
さうさく
)
である。
日本
(
にほん
)
では
餘
(
あま
)
り
發達
(
はつたつ
)
して
居
(
ゐ
)
なかつたが、
今後
(
こんご
)
發達
(
はつたつ
)
させようと
思
(
おも
)
へば
餘地
(
よち
)
は
充分
(
じうぶん
)
ある。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
又
(
また
)
有力
(
いうりよく
)
なる
銀行團
(
ぎんかうだん
)
の
援助
(
ゑんじよ
)
を
求
(
もと
)
めることは、
充分
(
じうぶん
)
の
了解
(
れうかい
)
を
事實
(
じじつ
)
に
現
(
あらは
)
す
意味
(
いみ
)
に
於
(
おい
)
て
最
(
もつと
)
も
必要
(
ひつえう
)
と
考
(
かんが
)
へてクレデイツトの
設定
(
せつてい
)
の
交渉
(
かうせふ
)
を
開始
(
かいし
)
したのであるが
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
二人の娘はまだほんの子供ですが、境遇の關係で
充分
(
じうぶん
)
に人馴れてをり、かうまで持ちかけられると、初戀の話でも、ツイ打ちあける氣になつたことでせう。
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
思ふにコロボックルは數人連合し互に
相
(
あひ
)
助
(
たす
)
けて獸獵に從事し、
此所彼所
(
ここかしこ
)
より多くの矢を
射掛
(
ゐか
)
け、鹿なり猪なり勢
衰
(
おとろ
)
へて
充分
(
じうぶん
)
に
走
(
はし
)
る事能はざるに至るを
見濟
(
みす
)
まし
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
それは
例
(
たと
)
へば
堂塔
(
だうたふ
)
伽藍
(
がらん
)
を
造
(
つく
)
る
場合
(
ばあひ
)
に、
巨大
(
きよだい
)
なる
重
(
おも
)
い
屋根
(
やね
)
を
支
(
さゝ
)
へる
必要上
(
ひつえうじやう
)
、
軸部
(
ぢくぶ
)
を
充分
(
じうぶん
)
に
頑丈
(
ぐわんぜう
)
に
組
(
く
)
み
堅
(
かた
)
めるとか、
宮殿
(
きうでん
)
を
造
(
つく
)
る
場合
(
ばあひ
)
に、その
格式
(
かくしき
)
を
保
(
たも
)
ち、
品位
(
ひんゐ
)
を
備
(
そな
)
へるために、
優良
(
いうれう
)
なる
材料
(
ざいれう
)
を
用
(
もち
)
ひ
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
猫
(
ねこ
)
は
今
(
いま
)
それで
充分
(
じうぶん
)
だと
思
(
おも
)
つたか、もうそれ
以上
(
いじやう
)
は
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
せませんでした。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
充分
(
じうぶん
)
賢
(
かしこ
)
さうでも、強さうでもあるのですが、何の
因果
(
いんぐわ
)
か生れ付きの臆病者で、——『腰拔けのくせに勇吉とはこれ如何に?』——などと、のべつに
朋輩
(
ほうばい
)
衆から
揶揄
(
からか
)
はれて居る厄介者だつたのです。
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
これは
充分
(
じうぶん
)
に
考究
(
かうきう
)
してもらひたいものである。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
充
常用漢字
中学
部首:⼉
6画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“充分”で始まる語句
充分に