銭形平次捕物控:085 瓢箪供養 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
そのマルファ・ペトローヴナは、あとでドゥーニャにわびをしたんだがね。今度突然頓死したんだよ。さっきあすこで話していたのは、その女のことさ。
罪と罰 (新字新仮名) / フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(著)
右近のほうでは夫人を頓死させた責任者のように言われるのをつらくも思っていたし、源氏も今になって故人の情人が自分であった秘密を人に知らせたくないと思うふうであったから
源氏物語:04 夕顔 (新字新仮名) / 紫式部(著)
頓死だった——ジャンナン夫人にとっては仕合わせというべきである——
ジャン・クリストフ:08 第六巻 アントアネット (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
私の父親が頓死をしたために、まだ学士になったばかりの無経験のまま、この工場を受け継がせられた……そうしてタッタ今、生れて初めての実地作業を指揮すべく、引っぱり出されたのである。
して居たが、身體には傷も何んにも無い。が、死んで冷たくなつてゐたことは本當で、水も呑まず、絞め殺された跡もなく、誰が見てもこれは頓死です
銭形平次捕物控:276 釣針の鯉 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
「死んでいることは確かだネ、だがこれは尖端嬢の頓死事件じゃないのかネ。普段心臓が弱かったとかなんとかいう……。要するに、見たところ、何の外傷もないし——」
ジャン・クリストフ:09 第七巻 家の中 (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
一服出して来て、これは彫金の地金に混ぜる薬で、一般には売っていない劇薬だが、飲んで一時間たつと頓死する、ちっとも苦しまずに死ねるから、本当に死ぬ気ならお飲みなさいと云って、湯呑に水を
「絞めたのでも、毒殺でもなく、水を呑んでも居ないといふと、頓死ぢやないか。若い娘が夜中に戸外へ出て、卒中で死んで井戸に落ちるなどは話の種だぜ」
銭形平次捕物控:208 青銭と鍵 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
昨年の暮——まだ三十臺で頓死、これは間違ひもなく卒中で、お勝手で正月料理の指圖をして居るうち、不意に引つくり返つて、遺言する暇もなく息を引取つてしまつたのです。
銭形平次捕物控:175 子守唄 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
首に繩の跡が無ければ、頓死でも濟まないことは無い。と思つたが、官兵衞が死んだのを見て階下へ降りてから、萬々一息を吹返したらどうしよう——と、それが心配になつた。
銭形平次捕物控:255 月待ち (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
「息子番附の大關、向う柳原一番の良い男丹波屋の清次郎が、昨夜頓死しましたよ」
銭形平次捕物控:286 美男番附 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
二十日前に主人佐兵衞が頓死いたしましたので、その日のうちに大阪へ急使を
銭形平次捕物控:149 遺言状 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
二十日前に主人佐兵衛が頓死いたしましたので、その日のうちに大坂へ急使を
銭形平次捕物控:149 遺言状 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)