“とんし”の漢字の書き方と例文
語句割合
頓死100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつか故参になった自分は、女房を持たせて、暖簾のれんを分けて貰うことになっていると、先代の穂積の主人が卒中して、六十五歳で頓死とんしした。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
伯父様にきずのつかぬやう、我身が頓死とんしする法は無きかと目は御新造が起居たちゐにしたがひて、心はかけ硯のもとにさまよひぬ。
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
うさ。お父さんは一度や二度じゃ通じない。サンザ言い直した後がお話中と来る。ところでもう一人ある。此奴は郵便局で頓死とんししてしまった。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)