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だんぱん
ふりがな文庫
“
談判
(
だんぱん
)” の例文
從
(
したが
)
つて
其方
(
そのはう
)
の
談判
(
だんぱん
)
は、
始
(
はじ
)
めから
未
(
いま
)
だ
嘗
(
かつ
)
て
筆
(
ふで
)
にした
事
(
こと
)
がなかつた。
小六
(
ころく
)
からは
時々
(
とき/″\
)
手紙
(
てがみ
)
が
來
(
き
)
たが、
極
(
きは
)
めて
短
(
みじ
)
かい
形式的
(
けいしきてき
)
のものが
多
(
おほ
)
かつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
『できても、できなくても一
応
(
おう
)
神様
(
かみさま
)
に
談判
(
だんぱん
)
して
戴
(
いただ
)
きます。これ
位
(
くらい
)
の
願
(
ねが
)
いが
許
(
ゆる
)
されないとあっては、
俺
(
わし
)
にも
料簡
(
りょうけん
)
がござります……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
我
(
が
)
を
折
(
を
)
つて、それ
切
(
き
)
り
余
(
よ
)
は
引揚
(
ひきあ
)
げたが、
如何
(
どう
)
も
氣
(
き
)
に
成
(
な
)
つて
耐
(
た
)
えられぬので、
再
(
ふたゝ
)
び
談判
(
だんぱん
)
に
行
(
ゆ
)
かうと
思
(
おも
)
つて
居
(
ゐ
)
ると、
友人
(
いうじん
)
の
眉山子
(
びさんし
)
が
例
(
れい
)
の
自殺
(
じさつ
)
。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
これ、せがれや、聴いてくれ。サルフト村の酋長に、父祖から代々言い残された
談判
(
だんぱん
)
があって、本当は俺が出向いて行くのだったが、こう年を
えぞおばけ列伝
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
でつかんしよに、
愉快
(
ゆくわい
)
ぶし、
妓夫臺
(
ぎふだい
)
談判
(
だんぱん
)
破裂
(
はれつ
)
して——
進
(
すゝ
)
めツ——いよう、
御壯
(
ごさかん
)
、どうだい
隊長
(
たいちやう
)
と、
喚
(
わめ
)
き
合
(
あ
)
ふ。——どうも
隊長
(
たいちやう
)
。……まことに
御壯
(
ごさかん
)
。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
「やーい、人類。ざまァみろ。さあ、この
機
(
とき
)
をはずさず、われわれ全生物は人類に向って
談判
(
だんぱん
)
をはじめるんだ」
ふしぎ国探検
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ベンヺ こゝは
往來
(
わうらい
)
ぢゃ、どうぞ
閑寂
(
ひそか
)
な
處
(
ところ
)
で
冷靜
(
しづか
)
に
談判
(
だんぱん
)
をするか、さもなくば
別
(
わか
)
れたがよい。
衆人
(
ひと
)
が
見
(
み
)
るわ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
白と黒は大の
仲好
(
なかよし
)
になって、始終共に遊んだ。ある日近所の
与右衛門
(
よえもん
)
さんが、一盃機嫌で
談判
(
だんぱん
)
に来た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
わたしは
獣医
(
じゅうい
)
に向かって、ほかの牛に
移
(
うつ
)
らなければという手まねをした。かれはまたかけ合ってみせるという合図をした。そのときはげしい
談判
(
だんぱん
)
が獣医と
百姓
(
ひゃくしょう
)
の間に始まった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
丁
(
ちやう
)
ど此の日の
前夜
(
ぜんや
)
も、周三は、父から結婚問題に就いて
嚴重
(
げんぢう
)
な
談判
(
だんぱん
)
を
吃
(
く
)
ツたのであツた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
即
(
すなわ
)
ち西洋から薩摩藩に
買取
(
かいとっ
)
た船が二艘あるその二艘の船を
談判
(
だんぱん
)
の抵当に取ると云う
趣意
(
しゅい
)
で、桜島の側に
碇泊
(
ていはく
)
してあった
二
(
三
)
艘の船を英の軍艦が
引張
(
ひっぱっ
)
て来ると云う
手詰
(
てづめ
)
の場合になった。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
信玄
(
しんげん
)
が
建立
(
こんりゅう
)
した
恵林寺
(
えりんじ
)
のなかに、
武田
(
たけだ
)
の客分、
佐々木承禎
(
ささきじょうてい
)
、
三井寺
(
みいでら
)
の上福院、
大和淡路守
(
やまとあわじのかみ
)
の三人がかくれていることをつきとめたので、使者をたてて、
落人
(
おちゅうど
)
どもをわたせと、いくたびも
談判
(
だんぱん
)
にきた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すぐ
談判
(
だんぱん
)
が始まる。小林の父も母も、近しい親戚も、寄って来る。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
よこせと、
談判
(
だんぱん
)
するつもりにちがいない。
大金塊
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
カビ博士と名のる辻ヶ谷君の
切
(
せつ
)
なる
頼
(
たの
)
みにより、僕は海底ふかく分け入って、
凶暴
(
きょうぼう
)
なる未知の怪生物族を探し、それと重大なる
談判
(
だんぱん
)
をしなくてはならない行きがかりとはなった。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
掘
(
ほ
)
つてる
穴
(
あな
)
を
覗
(
のぞ
)
きながら、
地主
(
ぢぬし
)
は
頑固
(
ぐわんこ
)
に
中止
(
ちうし
)
を
言張
(
いひは
)
る。
下
(
した
)
では
掘
(
ほ
)
りながら、
談判
(
だんぱん
)
はどうか
原田
(
はらだ
)
さんの
方
(
はう
)
へ
言
(
い
)
つて
呉
(
く
)
れと
取合
(
とりあ
)
はぬ。これを
露西亞式
(
ろしあしき
)
の
發掘
(
はつくつ
)
と
云
(
い
)
つて
笑
(
わら
)
つたのであつた。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
昔
(
むかし
)
の
樣
(
やう
)
に
赫
(
くわつ
)
と
激
(
げき
)
して、すぐ
叔母
(
をば
)
の
所
(
ところ
)
へ
談判
(
だんぱん
)
に
押
(
お
)
し
掛
(
か
)
ける
氣色
(
けしき
)
もなければ、
今迄
(
いままで
)
自分
(
じぶん
)
に
對
(
たい
)
して、
世話
(
せわ
)
にならないでも
濟
(
す
)
む
人
(
ひと
)
の
樣
(
やう
)
に、
餘所
(
よそ
)
々々
(
/\
)
しく
仕向
(
しむ
)
けて
來
(
き
)
た
弟
(
おとうと
)
の
態度
(
たいど
)
が
急
(
きふ
)
に
方向
(
はうかう
)
を
轉
(
てん
)
じたのを
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“
余
(
よ
)
は
汝
(
なんじ
)
の行き過ぎを
遺憾
(
いかん
)
に思うものである。シベリアを熱帯にせよとは、申しつけなかったつもりである。
早々
(
そうそう
)
香港
(
ホンコン
)
に
赴
(
おもむ
)
きて、金博士に
談判
(
だんぱん
)
し、シベリアを
常春
(
とこはる
)
の国まで引きかえさせるべし。
地軸作戦:――金博士シリーズ・9――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
其所
(
そこ
)
で
余
(
よ
)
は
改
(
あらた
)
めて、
親分
(
おやぶん
)
に
談判
(
だんぱん
)
を
試
(
こゝろ
)
みたが、
頑
(
ぐわん
)
として
應
(
おう
)
じない。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
談
常用漢字
小3
部首:⾔
15画
判
常用漢字
小5
部首:⼑
7画
“談”で始まる語句
談
談話
談合
談柄
談敵
談林
談義
談話室
談笑
談洲楼焉馬