“言張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いひは50.0%
いひはる25.0%
いひはら25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたし是非ぜひ怠惰屋なまけやになるのだ、是非ぜひなるのだ』と言張いひはつてかない。さくらかはくどころか、いへすみはうへすつこんでしまつて茫然ぼんやりして居る。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
をり只今にも惣内夫婦が出たならわれは何と申譯致んぞと申さるゝにお深は又進み出恐れながら女は別人べつじんかは存ぜねども悴儀は衣類いるゐのみたるのみに是なくおび脚絆きやはん迄相違御座らぬと左右強情に言張いひはるに大岡殿大聲に又しても入ざる差出さしで默止だまれ其日は九郎兵衞同道にて惣内夫婦金谷かなや村の法會ほふゑせきまゐり歸りも同道なりしに九郎兵衞は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ば受取らぬと言張いひはらまことに仕樣もなきをりから幸ひ斯々かう/\云事にてそといでられし留守中るすちうそつ煙草盆たばこぼんの中へ入れ置て歸りたり然れば日々にこまる文右衞門殿ゆゑ質屋しちやからは催促さいそく彼是かれこれにて右の金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)