“言張(いひは)” の例文
『私(わたし)は是非(ぜひ)怠惰屋(なまけや)になるのだ、是非(ぜひ)なるのだ』と言張(いひは)つて聽(き)かない。櫻(さくら)の皮(かは)を剥(む)くどころか、家(いへ)の隅(すみ)の方(はう)へすつこんで了(しま)つて茫然(ぼんやり)して居る。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
掘(ほ)つてる穴(あな)を覗(のぞ)きながら、地主(ぢぬし)は頑固(ぐわんこ)に中止(ちうし)を言張(いひは)る。下(した)では掘(ほ)りながら、談判(だんぱん)はどうか原田(はらだ)さんの方(はう)へ言(い)つて呉(く)れと取合(とりあ)はぬ。これを露西亞式(ろしあしき)の發掘(はつくつ)と云(い)つて笑(わら)つたのであつた。