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だんじょ
ふりがな文庫
“
男女
(
だんじょ
)” の例文
小説たるも随筆たるも
旨
(
むね
)
とする処は
男女
(
だんじょ
)
の仲のいきさつを写すなり。客と芸者の悶着を語るなり。亭主と女房の喧嘩犬も
喰
(
く
)
はぬ話をするなり。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
そして、
周囲
(
しゅうい
)
を
舞
(
ま
)
うものは、あの
可憐
(
かれん
)
ないわつばめでなくて、
人間
(
にんげん
)
の
美
(
うつく
)
しい
男女
(
だんじょ
)
らでした。きくのはあらしの
唄
(
うた
)
でなく、ピアノの
奏楽
(
そうがく
)
でした。
しんぱくの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
次
(
つ
)
ぎに
案外
(
あんがい
)
多
(
おお
)
いのは
若
(
わか
)
い
男女
(
だんじょ
)
の
祈願
(
きがん
)
……つまり
好
(
す
)
いた
同志
(
どうし
)
が
是非
(
ぜひ
)
添
(
そ
)
わしてほしいと
言
(
い
)
ったような
祈願
(
きがん
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
歌麿は「
青楼
(
せいろう
)
十二
時
(
とき
)
」この方、版下を
彫
(
ほ
)
らせては
今古
(
こんこ
)
の名人とゆるしていた竹河岸の
毛彫安
(
けぼりやす
)
が、
森治
(
もりじ
)
から出した「
蚊帳
(
かや
)
の
男女
(
だんじょ
)
」を彫ったのを最後に、突然死去して間もなく
歌麿懺悔:江戸名人伝
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
ろうかは、
外国
(
がいこく
)
の
男女
(
だんじょ
)
がいききしているのですから、はずかしいったらありません。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
▼ もっと見る
これらの
男女
(
だんじょ
)
は、いずれも
牧人
(
ぼくじん
)
でした。もうこの
地方
(
ちほう
)
は、
暖
(
あたた
)
かで、みんなは
畑
(
はたけ
)
や、
田
(
た
)
に
出
(
で
)
て
耕
(
たがや
)
さなければなりませんでした。
月とあざらし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
即ち大名屋敷あるひは青楼の大広間に
男女
(
だんじょ
)
打集
(
うちつど
)
ひて遊宴せるさままたは人形芝居を見る処なぞを描きたるものにて
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
右
(
みぎ
)
のような
次第
(
しだい
)
で、
帰幽後
(
きゆうご
)
随分
(
ずいぶん
)
永
(
なが
)
い
間
(
あいだ
)
、
私達
(
わたくしたち
)
夫婦
(
ふうふ
)
は
分
(
わか
)
れ
分
(
わか
)
れになったきりでございました。むろん、これがすべての
男女
(
だんじょ
)
に
共通
(
きょうつう
)
のことなのか
何
(
ど
)
うかは
存
(
ぞん
)
じませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
他目
(
はため
)
からは、どう
見
(
み
)
ても
医者
(
いしゃ
)
の
見舞
(
みまい
)
としか
想
(
おも
)
われなかった
駕籠
(
かご
)
の
周囲
(
まわり
)
は、いつの
間
(
ま
)
にやら五
人
(
にん
)
十
人
(
にん
)
の
男女
(
だんじょ
)
で、百
万遍
(
まんべん
)
のように
取囲
(
とりかこ
)
んで、
追
(
お
)
えば
追
(
お
)
う
程
(
ほど
)
、その
数
(
かず
)
は
増
(
ま
)
して
来
(
く
)
るばかりであった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
博士
(
はかせ
)
は
心
(
こころ
)
をおちつけて、
鏡
(
かがみ
)
をのぞくと、そこにあやしげな
身
(
み
)
なりをした、
男女
(
だんじょ
)
がならんで、おぼろげに
浮
(
う
)
き
出
(
で
)
ていました。
うずめられた鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
若き
男女
(
だんじょ
)
の
相倚
(
あいよ
)
り
相戯
(
あいたわむ
)
るるさまに至りては元より枚挙に
遑
(
いとま
)
あらざれど、その
中
(
うち
)
『
英対暖語
(
えいたいだんご
)
』第三巻に男は
屏風
(
びょうぶ
)
引廻
(
ひきまわ
)
したる夜具の上に起直り
楊枝箱
(
ようじばこ
)
片手に
草
(
くさ
)
楊枝を使へば
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
答『イヤこれは
最初
(
さいしょ
)
人類
(
じんるい
)
を
創造
(
つく
)
り
出
(
だ
)
す
時
(
とき
)
の、ごく
遠
(
とお
)
い
大古
(
たいこ
)
の
神業
(
かみわざ
)
であって、
今日
(
こんにち
)
では
最早
(
もはや
)
その
必要
(
ひつよう
)
はなくなった。そなたも
知
(
し
)
るとおり
人間
(
にんげん
)
の
男女
(
だんじょ
)
は
立派
(
りっぱ
)
に
人間
(
にんげん
)
の
子
(
こ
)
を
生
(
う
)
んで
居
(
い
)
るであろうが……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
目
(
め
)
に
広々
(
ひろびろ
)
とした、
田園
(
でんえん
)
を
望
(
のぞ
)
み、
豊穣
(
ほうじょう
)
な
穀物
(
こくもつ
)
の
間
(
あいだ
)
で
働
(
はたら
)
く
男女
(
だんじょ
)
の
群
(
む
)
れを
想像
(
そうぞう
)
し、
嬉々
(
きき
)
として、
牛車
(
ぎゅうしゃ
)
や、
馬
(
うま
)
の
後
(
あと
)
を
追
(
お
)
う
子供
(
こども
)
らの
姿
(
すがた
)
を
描
(
えが
)
いたのであります。
風はささやく
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
人間
(
にんげん
)
でもそうであるように、まれには、
仲間
(
なかま
)
どうしだけで、
宴会
(
えんかい
)
を
開
(
ひら
)
きたいものです。
海
(
うみ
)
の
男女
(
だんじょ
)
の
神
(
かみ
)
たちは、
急
(
きゅう
)
に、
舞踏会
(
ぶとうかい
)
を
催
(
もよお
)
すことになりました。
海の踊り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
街
(
まち
)
には、
燈火
(
あかり
)
が、
花
(
はな
)
のように
輝
(
かがや
)
いて、
頭
(
あたま
)
の
上
(
うえ
)
の
空
(
そら
)
は、
紫色
(
むらさきいろ
)
に
匂
(
にお
)
い、
星
(
ほし
)
の
光
(
ひかり
)
があちら、こちらと、ちりばめた
宝石
(
ほうせき
)
の
飾
(
かざ
)
りのようにきらめきはじめると、
街
(
まち
)
の
中
(
なか
)
を、ぞろぞろと
男女
(
だんじょ
)
の
群
(
む
)
れが
街の幸福
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
若
(
わか
)
い、
健康
(
けんこう
)
な
男女
(
だんじょ
)
は、それぞれ
工場
(
こうじょう
)
へいき、
活溌
(
かっぱつ
)
に
働
(
はたら
)
いたのですが、
正吉
(
しょうきち
)
は、それらの
人
(
ひと
)
たちと
同
(
おな
)
じことはできず、ある
電気工場
(
でんきこうじょう
)
へ
勤
(
つと
)
めて、
体力
(
たいりょく
)
にふさわしい
仕事
(
しごと
)
として、ニクロム
線
(
せん
)
を
巻
(
ま
)
いたり
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
白
(
しろ
)
い
雲
(
くも
)
は、
南方
(
なんぽう
)
の
高
(
たか
)
い
山
(
やま
)
から、うごきはじめて、
北
(
きた
)
の
海
(
うみ
)
のほうへ
流
(
なが
)
れていたのであるが、
途中
(
とちゅう
)
、ゆらゆらと
平野
(
へいや
)
をいったとき、そこここに、百
姓
(
しょう
)
のすむわらぶきやがあったり、
畑
(
はたけ
)
をたがやす
男女
(
だんじょ
)
や
うずめられた鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“男女”で始まる語句
男女蔵
男女郎
男女間
男女両性
男女二人
男女陰陽
男女同権也
男女同席御法度