“打集”の読み方と例文
読み方割合
うちつど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黄昏たそがれかられ参るがよい。ちょうどその夜は、例の汁講しるこうで、西山の隠宅に、講中の侍どもが打集うちつどうことになっておる」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
即ち大名屋敷あるひは青楼の大広間に男女だんじょ打集うちつどひて遊宴せるさままたは人形芝居を見る処なぞを描きたるものにて
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
折柄おりから川向の磧には、さしかけ小屋して二、三十人ばかりの男打集うちつどい、浅瀬の流れを柵して塞き、大きなるやなをつくらんとてそれそれに働けるが、多くは赤はだかにて走り廻れる、見る眼いとおかし。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)