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居
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をり
ふりがな文庫
“
居
(
をり
)” の例文
隱亡
(
をんばう
)
彌十に頼み
燒棄
(
やきすて
)
させ候段不屆に付
存命
(
ぞんめい
)
致し
居
(
をり
)
候はゞ
重
(
おも
)
き御
仕置
(
しおき
)
にも
仰
(
おほ
)
せ付らる
可
(
べき
)
の
所
(
ところ
)
鈴ヶ森に於て
殺害
(
せつがい
)
致されしにより其
罪
(
つみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
二三日の間は大臣をも、たびの疲れやおはさんとて
敢
(
あへ
)
て
訪
(
とぶ
)
らはず、家にのみ籠り
居
(
をり
)
しが、或る日の夕暮使して招かれぬ。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
時代は天明の少し古い処で、その頃の
浴衣
(
ゆかた
)
を着て、是から
寝
(
やす
)
まうとする処ですから、細い帯を横に結んで
居
(
をり
)
ます。
蛍
(新字旧仮名)
/
上村松園
(著)
百度千度
(
ももたびちたび
)
繰返
(
くりかへ
)
し候ても、是非に御耳に入れまゐらせ
度存候
(
たくぞんじさふら
)
へども、今此の切なく思乱れ
居
(
をり
)
候折
(
さふらふをり
)
から、又
仮初
(
かりそめ
)
にも此上に
味気無
(
あぢきな
)
き昔を偲び候事は
堪難
(
たへがた
)
く候故
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
これはたしかに間違ひで、一疋しか
居
(
をり
)
ませんでしたし、それも決してのどが壊れたのではなく、あんまり永い間、空で号令したために、すつかり声が
錆
(
さ
)
びたのです。
烏の北斗七星
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
豫定通
(
よていどう
)
りに
竣功
(
しゆんこう
)
する
手續
(
てつゞき
)
になつて
居
(
をり
)
ますから、
君
(
きみ
)
も
少年
(
せうねん
)
もたゞ
遊
(
あそ
)
んで
居
(
を
)
ればよいのです。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
何でも長左衛門様の
讐討
(
かたきう
)
たんぢやならねエと言ふんで、伯母御様の所から逃げ出しなすつて、外国迄も行つて修業なすつて、
偉
(
えら
)
い
人
(
かた
)
にならしやつたと云ふことは薄々聞いて
居
(
をり
)
ましたが
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
彼
(
あれ
)
も
罷出
(
まかりいで
)
ましたが、これも強く
逆上
(
ぎやくじやう
)
いたし
眼
(
め
)
がかすみ、
頭
(
あたま
)
に熱を
持
(
も
)
ち、カツカと
致
(
いた
)
して
堪
(
たま
)
らぬ
抔
(
など
)
と
申
(
まう
)
して
居
(
をり
)
まする、
夫
(
それ
)
に
可愛想
(
かあいそう
)
なのは
大原伊丹
(
おほはらいたみ
)
で、
彼
(
あれ
)
は
到頭
(
たうとう
)
生体
(
しやうたい
)
なしで
未
(
ま
)
だ
夢中
(
むちゆう
)
で
居
(
を
)
ります。
華族のお医者
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一面にはこの自覚、人に知られたしとの要求
有之
(
これあり
)
候へど、他の一面には、更に
真面目
(
まじめ
)
に、厳粛に、世の未だこの自覚に達せず又は達せんとて悩みつゝある多くの友に対する同情を催起いたし
居
(
をり
)
候。
予が見神の実験
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
お
珍
(
めづ
)
らしやお
高
(
たか
)
さま
今日
(
けふ
)
の
御入來
(
おいで
)
は
如何
(
どう
)
いふ
風
(
かぜ
)
の
吹
(
ふき
)
まはしか
一昨日
(
をとゝひ
)
のお
稽古
(
けいこ
)
にも
其前
(
そのまへ
)
もお
顏
(
かほ
)
つひにお
見
(
み
)
せなさらずお
師匠
(
ししやう
)
さまも
皆
(
みな
)
さまも
大抵
(
たいてい
)
でないお
案
(
あん
)
じ
日
(
ひ
)
がな
一日
(
いちにち
)
お
噂
(
うはさ
)
して
居
(
をり
)
ましたと
嬉
(
うれ
)
しげに
出迎
(
でむか
)
ふ
稽古
(
けいこ
)
朋輩
(
ほうばい
)
錦野
(
にしきの
)
はな
子
(
こ
)
と
呼
(
よ
)
ばれて
醫學士
(
いがくし
)
の
妹
(
いもと
)
博愛
(
はくあい
)
仁慈
(
じんじ
)
の
聞
(
きこ
)
えたかき
兄
(
あに
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
勤
(
つと
)
め
居
(
をり
)
ますと
云
(
いへ
)
ば越前守殿夫れは知れたこと又
汝
(
われ
)
は文右衞門が宅へ
何時
(
いつ
)
行
(
ゆき
)
たるやと尋ねらるゝに久兵衞私しは文右衞門が
拔身
(
ぬきみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
『オヽ、
濱島
(
はまじま
)
さん⁈ よく
存
(
ぞん
)
じて
居
(
をり
)
ますよ、
雇人
(
やとひにん
)
が一千
人
(
にん
)
もあつて、
支店
(
してん
)
の
數
(
かず
)
も十の
指
(
ゆび
)
——ホー、
其
(
その
)
お
宅
(
たく
)
ですか、それは
斯
(
か
)
う
行
(
い
)
つて、あゝ
行
(
い
)
つて。』と
口
(
くち
)
と
手眞似
(
てまね
)
で
窓
(
まど
)
から
首
(
くび
)
を
突出
(
つきだ
)
して
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
出
(
い
)
づる
大黒傘
(
だいこくがさ
)
の
上
(
うへ
)
に
雪
(
ゆき
)
つもるといふ
間
(
ま
)
もなきばかり
速
(
すみや
)
かに
立歸
(
たちかへ
)
りて
出入
(
でいり
)
の
車宿
(
くるまやど
)
名殘
(
なごり
)
なく
出拂
(
ではら
)
ひて
挽子
(
ひきこ
)
一人
(
ひとり
)
も
居
(
をり
)
ませねばお
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
さまながらと
女房
(
にようばう
)
が
口上
(
こうじやう
)
其
(
その
)
まゝの
返
(
かへ
)
り
事
(
ごと
)
に
然
(
さ
)
らば
何
(
なに
)
とせんお
宅
(
たく
)
にお
案
(
あん
)
じはあるまじきに
明早朝
(
みやうさうてう
)
の
御歸館
(
ごきくわん
)
となされよなど
親切
(
しんせつ
)
に
止
(
と
)
められるれど
左樣
(
さう
)
もならず
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
殺せしとの仰せなれども右平兵衞儀は
豫々
(
かね/″\
)
世話にも
相
(
あひ
)
なり
居
(
をり
)
しことゆゑ私し儀
恩
(
おん
)
をこそ報い申べきに何の
遺恨
(
いこん
)
ありて
切害
(
せつがい
)
致さんや又鎌倉屋金兵衞とやらを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
“居”を含む語句
住居
芝居
居眠
居住
居候
起居
被居
常居
居室
居合
居堪
居据
居酒屋
蹲居
居所
居間
居処
籠居
安居
芝居気
...