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將軍
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しやうぐん
「おほせまでも
候はず、
江戸表にて
將軍御手飼の
鳥籠たりとも
此上に
何とか
仕らむ、
日本一にて
候。」と
餘念も
無き
體なり。
龐涓既に
魏に
事へ、
惠王の
將軍と
爲るを
得て、
自ら
以爲らへく
(一五)能・
孫臏に
及ばずと、
乃ち
陰に((人ヲシテ))
孫臏を
召さしむ。
臏至る。
えらむべきの第一也三代
將軍の
御代より
大猷公嚴有公の兩君にまたがりて
板倉伊賀守同
周防守同
内膳正は
誠に
知仁の
奉行なりと
萬民こぞつて今に
其徳を
外が外れたばかりでない、自分の
技能が自分の思ツてゐた
半分も出來て
居らぬことを
證據立てられた。此の場合に
於ける藝術家は、
敗殘困憊の
將軍である。
景公、
穰苴を
召して
與に
兵事を
語り、
大に
之を
説び、
以て
將軍と
爲し、
兵を
將ゐて
燕・
晉の
師を
扞がしむ。
穰苴曰く
木の
葉落ち
落ちて
森寂に、
風留むで
肅殺の
氣の
充つる
處、
枝は
朱槍を
横へ、
薄は
白劍を
伏せ、
徑は
漆弓を
潛め、
霜は
鏃を
研ぐ。
峻峰皆將軍、
磊嚴盡く
貔貅たり。
將軍も
亦好郎党を
召たま
呉王曰く、『
將軍、
(一一)罷休し
(一二)舍に
就け、
寡人、
下りて
觀るを
願はず』と。
孫子曰く、『
王、
徒に
其言を
好んで、
其實を
用ふること
能はず』
やあ、
方々、
吾が
頭あると
頭なきと
何れが
佳きや。
時に
賈雍が
從卒、おい/\と
泣いて
告して
曰く、
頭あるこそ
佳く
候へ。
言ふに
從うて、
將軍の
屍血を
噴いて
馬より
墜つ。
始め皆々着座なす時に常樂院天忠
和尚進出越前守殿には只今上に對し賣主坊主
僞物なりとの過言を出さるゝは何故なるぞ
大坂京都及び老中の役宅に於て
將軍の落胤に相違なしと
確認の附しを
頭あるもの
腰を
拔かして、ぺた/\と
成つて
瞪目して
之を
見れば、
頭なき
將軍の
胴、
屹然として
馬上にあり。
胸の
中より
聲を
放つて、
叫んで
曰く、
無念なり、
戰利あらず、
敵のために
傷はれぬ。
士卒の
(二四)次舍・
(二五)井竈・
飮食より、
病を
問ひ
醫藥するにいたるまで、
身自ら
之を
(二六)拊循し、
悉く
將軍の
(二七)資粮を
取つて
士卒に
(二八)享し、
身は
士卒と
粮食を
平分して
寡人已に
將軍の
能く
兵を
用ふるを
知る。