大丈夫だいじやうぶ)” の例文
此所こゝならば度々たび/″\たが、大發掘だいはつくつはせずにるのだ。今日けふつてもいかとふと、大丈夫だいじやうぶだ。原田文海はらだぶんかい心得こゝろえとると大呑込おほのみこみ。
りやうさんお約束やくそくのものわすれてはいやよ。アヽ大丈夫だいじやうぶすれやアしなひしかしコーツとんだツけねへ。あれだものをかけにもあのくらゐねがつておいたのに。
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ねられやしない大丈夫だいじやうぶよ!』つてあいちやんは、そばにあつたおほきな植木鉢うゑきばちなか彼等かれられました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
すると、吾等われらこのしま立去たちさつたあとで、外國人ぐわいこくじんどもがやつてても大丈夫だいじやうぶです。なに海岸かいがんへんまるはた押倒おしたをして、獅子しゝだの、鷲印わしじるしはたなんかてたところ無益だめだ/\。
すると一ばん最後さいごにペンペといふなにらないわかからすてきて『そいつはおもしろいな、ヱヴェレストのてつぺんまでは大飛行だいひかうだ。ぼく大賛成だいさんせいだ。ラランよ。ぼくでも大丈夫だいじやうぶか。』
火を喰つた鴉 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)
はゝゝ、大丈夫だいじやうぶ心配しんぱいいとふに、——おうら所在ありかも、すくみちも、すべてたなごゝろうちる。吾輩わがはいつかんでる。えうたゞつかんだひら時間じかんことだ。——いまひらけ、とつてもうは不可いかん。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
つてみろ、大丈夫だいじやうぶだ。」
鹿踊りのはじまり (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
何時いつでももりなかの一ばんたかのぼつて』とつてはとは、金切聲かなきりごゑ張上はりあげて、『これなら大丈夫だいじやうぶだとおもつてると屹度きつと彼奴あいつちうからぶらりとさがつてる!ソラ、へびだ!』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
大丈夫だいじやうぶだといふところで、望生ぼうせいに一たい如何どうしたのかとうてると、草刈くさかりながに、子供こどもて、去年きよねんくれ此處こゝ大穴おほあなけたのは、此人達このひとたちだとげたために、いくらお前達まへたちねこかぶつても駄目だめだと
⦅はい、いえ、大丈夫だいじやうぶでござります。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「うんにや、大丈夫だいじやうぶだ。」
鹿踊りのはじまり (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
便たよりまつ一日ひとひ二日ふたひうれしきやうなづかひな八重やへ遠慮ゑんりよらぬものゝまたすかとおもはるゝもはづかしくじつとこらゆる返事へんじ安否あんぴもしやとおもへば萬一もしやになるなり八重やへ大丈夫だいじやうぶ受合うけあへどそれやすめのことばなるべしふみとても御受取おうけとりになりしやならずや其塲そのばそのま〻御突おつもどしになりたるを
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
みんなが一にちれをころしてしまふにちがひない、それとも打棄うツちやりぱなしにしていても大丈夫だいじやうぶかしら?』あいちやんが尻上しりあがりにひますと、そのちひさなものうなしました(今度こんどくさめをせずに)
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)