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西南
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せいなん
ふりがな文庫
“
西南
(
せいなん
)” の例文
千葉県
(
ちばけん
)
の
霞
(
かすみ
)
ヶ
浦
(
うら
)
の上空から
西南
(
せいなん
)
を望んだとすると、東京湾が見え、その先に
伊豆半島
(
いずはんとう
)
が見える位が関の山だが、赤外線写真で撮すと
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
この本には、
西南
(
せいなん
)
戦争頃の日本の姿が生き生きと描き出されている。交通整理などというものは、まだその概念もなかった頃の東京である。
日本のこころ
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
そこで本間さんは思い出したように、白葡萄酒の杯をとりあげながら、わざと簡単に「
西南
(
せいなん
)
戦争を問題にするつもりです」
西郷隆盛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それは、
西南
(
せいなん
)
太平洋の、フィリッピン、仏印、
泰
(
タイ
)
、マレーから、東印度の島々をあらわした精巧な地図だった。
秘境の日輪旗
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
丘
(
をか
)
を
下
(
くだ
)
つて
耳
(
みゝ
)
を
澄
(
すま
)
すと、
響
(
ひゞき
)
は
何
(
な
)
んでも、
島
(
しま
)
の
西南
(
せいなん
)
に
當
(
あた
)
つて
一個
(
ひとつ
)
の
巨大
(
おほき
)
な
岬
(
みさき
)
がある、
其
(
その
)
岬
(
みさき
)
を
越
(
こ
)
えての
彼方
(
かなた
)
らしい。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
西南
(
せいなん
)
の
役
(
えき
)
であるが、自由党の
頭初
(
とうしょ
)
といい倒幕維新の大きな渦の中にはフランスコンミュンの影もかなり濃かったのではなかろうか、時代の流れ、思潮の渦は
旧聞日本橋:16 最初の外国保険詐欺
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
東豊山
新長谷寺
(
しんちょうこくじ
)
目白不動尊
(
めじろふどうそん
)
のたゝせ玉へる山は宝永の頃
再昌院法印
(
さいしょういんほういん
)
のすめる
関口
(
せきぐち
)
の
疏儀荘
(
そぎしょう
)
よりちかければ
西南
(
せいなん
)
にかたぶく日影に杖をたてゝ時しらぬ富士の
白雪
(
しらゆき
)
を
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
そうして
宋太郎
(
そうたろう
)
は、のちに
西南
(
せいなん
)
の
役
(
えき
)
で
西郷隆盛
(
さいごうたかもり
)
の
部下
(
ぶか
)
となり、
城山
(
しろやま
)
で
死
(
し
)
んだのですが、
朝吹
(
あさぶき
)
は
慶応義塾
(
けいおうぎじゅく
)
をさかんにするうえで、なくてはならぬ
人
(
ひと
)
になりました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
スモーランドの
西南
(
せいなん
)
のはしに、スンネルブーという地方があります。そこは、ずっと平地になっています。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
我
(
わ
)
が
養家
(
やうか
)
は
大藤村
(
おほふぢむら
)
の
中萩原
(
なかはぎはら
)
とて、
見
(
み
)
わたす
限
(
かぎ
)
りは
天目山
(
てんもくざん
)
、
大菩薩峠
(
だいぼさつたうげ
)
の
山〻
(
やま/\
)
峰〻
(
みね/\
)
垣
(
かき
)
をつくりて、
西南
(
せいなん
)
にそびゆる
白妙
(
しろたへ
)
の
富士
(
ふじ
)
の
嶺
(
ね
)
は、をしみて
面
(
おも
)
かげを
示
(
し
)
めさねども
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「福岡が元寇で持っているように熊本は
清正公
(
せいしょうこう
)
と
西南
(
せいなん
)
の
役
(
えき
)
で持っています。斯う見えても徳さんは十年戦争の頃は二十何歳かの青年で
彼方此方
(
あっちこっち
)
を逃げ廻ったものです」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「あつちの
方
(
はう
)
よ、
汝
(
われ
)
が
足
(
あし
)
ぢや一日にや
歩
(
ある
)
けねえ
處
(
ところ
)
だ」
勘次
(
かんじ
)
は
雨戸
(
あまど
)
の
方
(
はう
)
を
向
(
む
)
いて
西南
(
せいなん
)
を
示
(
しめ
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
(ハ)
温帶林
(
おんたいりん
)
(
又
(
また
)
は、
椈帶
(
ぶなたい
)
)。 この
帶
(
たい
)
は
暖帶林
(
だんたいりん
)
のつぎにつくもので、
本州
(
ほんしゆう
)
の
北部
(
ほくぶ
)
から
北海道
(
ほつかいどう
)
大半
(
たいはん
)
の
西南
(
せいなん
)
、
及
(
およ
)
び
朝鮮
(
ちようせん
)
の
大部分
(
だいぶぶん
)
にもあり、
同温線
(
どうおんせん
)
六度
(
ろくど
)
以上
(
いじよう
)
十三度
(
じゆうさんど
)
以下
(
いか
)
の
土地
(
とち
)
です。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
西南
(
せいなん
)
一帯の海の
潮
(
しお
)
が、浮世の波に
白帆
(
しらほ
)
を乗せて、このしばらくの間に
九十九折
(
つづらおり
)
ある山の
峡
(
かい
)
を、一ツずつ
湾
(
わん
)
にして、奥まで迎いに来ぬ内は、いつまでも村人は、むこう
向
(
むき
)
になって
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
三
人
(
にん
)
は、かしの
木
(
き
)
の
下
(
した
)
に
腰
(
こし
)
を
下
(
お
)
ろして、
西南
(
せいなん
)
の
国境
(
くにざかい
)
にある
金峰仙
(
きんぷせん
)
の
方
(
ほう
)
を
見
(
み
)
ながら、まだあの
高
(
たか
)
い
山
(
やま
)
の
嶺
(
みね
)
には
不死
(
ふし
)
の
泉
(
いずみ
)
があるだろうかというようなことを
話
(
はな
)
して
空想
(
くうそう
)
にふけりました。
不死の薬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
頃
(
ころ
)
の
人
(
ひと
)
は
小
(
ちひ
)
さい
舟
(
ふね
)
に
乘
(
の
)
つて
海岸傳
(
かいがんづた
)
ひにこの
南滿洲
(
みなみまんしゆう
)
から
北朝鮮
(
きたちようせん
)
の
樂浪
(
らくろう
)
を
經
(
へ
)
て、
南朝鮮
(
みなみちようせん
)
にも
支那
(
しな
)
の
文明
(
ぶんめい
)
を
傳
(
つた
)
へ、
更
(
さら
)
に
日本
(
につぽん
)
の
西南
(
せいなん
)
へも
來
(
き
)
たのでありまして、その
結果
(
けつか
)
つひに
朝鮮
(
ちようせん
)
も
日本
(
につぽん
)
も
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
其
(
その
)
翌日
(
よくじつ
)
も、
空
(
むな
)
しく
蒼渺
(
さうびやう
)
たる
大海原
(
おほうなばら
)
の
表面
(
ひやうめん
)
を
眺
(
なが
)
むるばかりで、たゞ
我
(
わが
)
端艇
(
たんてい
)
は
沙魚
(
ふか
)
の
爲
(
ため
)
に
前
(
まへ
)
の
潮流
(
てうりう
)
を
引出
(
ひきい
)
だされ、
今
(
いま
)
は
却
(
かへつ
)
て
反對流
(
はんたいりう
)
とて、
今度
(
こんど
)
は
西南
(
せいなん
)
から
東方
(
とうほう
)
に
向
(
むか
)
ひ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
こうした
奇怪
(
きかい
)
な
話
(
はなし
)
は、これまでに、二
度
(
ど
)
めであります。この
鉄道線路
(
てつどうせんろ
)
は、
西南
(
せいなん
)
から
走
(
はし
)
って、この
野原
(
のはら
)
の
中
(
なか
)
でひとうねりして、それからまっすぐに
北方
(
ほっぽう
)
へと
無限
(
むげん
)
に
連
(
つら
)
なっているのでした。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
西南
(
せいなん
)
の
役
(
えき
)
もおわった
明治
(
めいじ
)
十二(一八七九)
年
(
ねん
)
の七
月
(
がつ
)
には、
国会論
(
こっかいろん
)
をかきあげて、
慶応義塾
(
けいおうぎじゅく
)
の
出身者
(
しゅっしんしゃ
)
がへんしゅうしている
報知新聞
(
ほうちしんぶん
)
に、
社説
(
しゃせつ
)
として一
週間
(
しゅうかん
)
ほど、
毎日
(
まいにち
)
はっぴょうしました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
不思議
(
ふしぎ
)
にも
矢
(
や
)
のやうな
速力
(
そくりよく
)
で、
東北
(
とうほく
)
の
方
(
ほう
)
から
西南
(
せいなん
)
の
方
(
ほう
)
へと
流
(
なが
)
れて
居
(
を
)
るのであつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“西南”の意味
《名詞》
西南(せいなん)
南と西の中間の方位。
(出典:Wiktionary)
西
常用漢字
小2
部首:⾑
6画
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
“西南”で始まる語句
西南戦争
西南風
西南地方
西南戦役
西南製氷
西南雲晴朝東風