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薬屋
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くすりや
ふりがな文庫
“
薬屋
(
くすりや
)” の例文
旧字:
藥屋
そうすればきもは、あの
旅
(
たび
)
の
薬屋
(
くすりや
)
に
高
(
たか
)
く
売
(
う
)
れるし、
肉
(
にく
)
は、
村
(
むら
)
じゅうのものでたべられるし、
皮
(
かわ
)
は
皮
(
かわ
)
で、お
金
(
かね
)
にすることができるのだ。
猟師と薬屋の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その旅人と
云
(
い
)
っても、馬を
扱
(
あつか
)
う人の外は、
薬屋
(
くすりや
)
か
林務官
(
りんむかん
)
、
化石
(
かせき
)
を
探
(
さが
)
す学生、
測量師
(
そくりょうし
)
など、ほんの
僅
(
わず
)
かなものでした。
種山ヶ原
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
四人が川のふちまできたとき、いままでだまってついてくるようなふうだった
薬屋
(
くすりや
)
の子の
音次郎
(
おとじろう
)
君が、ポケットから大きなかきをひとつとり出して、こういった。
川
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
薬屋
(
くすりや
)
さんとお
医者
(
いしゃ
)
さんの家を見たときには、人間は病気や死と
戦
(
たたか
)
うことができるほど、大きな力を持っていることを思ってみました。それから、教会の前に来ました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
是
(
これ
)
と
云
(
い
)
ふ
職
(
しよく
)
はありませんが
薬屋
(
くすりや
)
の息子でございますから、
熊
(
くま
)
の
膏薬
(
かうやく
)
を
練
(
ね
)
ることを知つて
居
(
を
)
りますから、
膏薬
(
かうやく
)
を
拵
(
こしら
)
へて
山越
(
やまごえ
)
をしてあつち
此方
(
こつち
)
を
売
(
う
)
つてゐるのでございます。
鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬)
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「どうぞ、そうしてください。このごろ、くまのいが、
品切
(
しなぎ
)
れで
困
(
こま
)
っているのですから、
値
(
ね
)
をよく
買
(
か
)
いますよ。」と、
薬屋
(
くすりや
)
はいいました。
猟師と薬屋の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
直
(
すぐ
)
に
風呂敷
(
ふろしき
)
の結び目がずつと
抜
(
ぬ
)
けてしまつて、
後
(
うしろ
)
へ荷物を
投
(
はふ
)
り出し、
直
(
すぐ
)
と
匕首
(
あひくち
)
を
抜
(
ぬ
)
いて
追剥
(
おひはぎ
)
と
闘
(
たゝか
)
ふくらゐでなければ、
迚
(
とて
)
も
薬屋
(
くすりや
)
は
出来
(
でき
)
ませぬ、
私
(
わたし
)
が
行
(
ゆ
)
けば大丈夫でございます
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
西
(
にし
)
の
国
(
くに
)
へ、もらわれていった、二
番
(
ばん
)
めの
娘
(
むすめ
)
は、
大事
(
だいじ
)
にされていたので
幸福
(
こうふく
)
でした。
小父
(
おじ
)
さんの
家
(
うち
)
は、
町
(
まち
)
での
薬屋
(
くすりや
)
でありました。
二番めの娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
実
(
じつ
)
はね
情死
(
しんぢゆう
)
を
為
(
し
)
そこなひました、
相手
(
あひて
)
は
本町
(
ほんちやう
)
の
薬屋
(
くすりや
)
の息子さんで、二人とも助かりまして
品川溜
(
しながはだめ
)
へ
預
(
あづ
)
けられて、すんでに
女太夫
(
をんなたいふ
)
に出る
処
(
ところ
)
をいゝあんばいに
切
(
き
)
り
抜
(
ぬ
)
けてこゝに
来
(
き
)
てゐますが。
鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬)
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「ええ、
私
(
わたし
)
は、
薬屋
(
くすりや
)
ですよ。いい
薬
(
くすり
)
を
持
(
も
)
っています。あなたのお
家
(
うち
)
はどこですか?」と、
少年
(
しょうねん
)
は、いったのでありました。
薬売りの少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
山の中は歩きつけて
居
(
を
)
ります、
又
(
また
)
私
(
わたし
)
は力がありますから、
途中
(
とちう
)
で
追剥
(
おひはぎ
)
が五人や六人出ても大丈夫でございます、
富山
(
とやま
)
の
薬屋
(
くすりや
)
は
風呂敷
(
ふろしき
)
を前で
本当
(
ほんたう
)
に結んでは
居
(
を
)
りませぬ、
追剥
(
おひはぎ
)
にでも
逢
(
あ
)
ふと
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あとで、この
話
(
はなし
)
きいた
村
(
むら
)
の
人
(
ひと
)
たちは、
猟師
(
りょうし
)
をほめれば、また
薬屋
(
くすりや
)
さんを
感心
(
かんしん
)
な人
だ
(
ひと
)
といって、ほめたのであります。
猟師と薬屋の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小父
(
おじ
)
さんは、
薬
(
くすり
)
を
売
(
う
)
って
諸国
(
しょこく
)
を
歩
(
ある
)
いていましたが、
留守
(
るす
)
には、おばあさんが
薬屋
(
くすりや
)
の
店
(
みせ
)
にすわっていたのであります。
二番めの娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
薬屋
(
くすりや
)
さん、いっさいの
妙薬
(
みょうやく
)
なら、このすいかの
傷
(
きず
)
がなおされるだろう。」と、
女
(
おんな
)
は、あざ
笑
(
わら
)
っていいました。
初夏の不思議
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
どうせそうならば、この
人
(
ひと
)
のいい
薬屋
(
くすりや
)
さんにやって、りっぱに、
幸福
(
こうふく
)
に
育
(
そだ
)
ててもらったほうが、どれほど、
当人
(
とうにん
)
にとってもいいことかしれないと
考
(
かんが
)
えました。
二番めの娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
薬屋
(
くすりや
)
さん、あなたのいわれるのは、もっともなことです。けれど、この
村
(
むら
)
は、いつだって
貧乏
(
びんぼう
)
です。そんなにお
金
(
かね
)
がないのです。」と、
村
(
むら
)
の
人
(
ひと
)
は
答
(
こた
)
えました。
おばあさんと黒ねこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
家
(
いえ
)
を
出
(
で
)
ると、さびしいけれど
町
(
まち
)
になります。お
菓子屋
(
かしや
)
や、くだもの
屋
(
や
)
や、
酒屋
(
さかや
)
や、
薬屋
(
くすりや
)
などがあって、
角
(
かど
)
のところにある、ラジオ
屋
(
や
)
の
前
(
まえ
)
をまがると、
細
(
ほそ
)
い
道
(
みち
)
となります。
だれにも話さなかったこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ああ、
薬屋
(
くすりや
)
さんか、すこし
休
(
やす
)
んでゆきなさい。」と、じいさんが
男
(
おとこ
)
を
小舎
(
こや
)
の
中
(
なか
)
へいれました。
手風琴
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それは、
高
(
たか
)
い
山
(
やま
)
に、いつも
雪
(
ゆき
)
のある
北
(
きた
)
の
国
(
くに
)
の
町
(
まち
)
でした。ある
日
(
ひ
)
、
私
(
わたし
)
は
飛
(
と
)
んでいますと、一
軒
(
けん
)
の
薬屋
(
くすりや
)
のガラス
戸
(
ど
)
のはまった
店
(
みせ
)
さきに、めずらしい
鳥
(
とり
)
のはくせいがありました。
南方物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
変
(
か
)
わった
薬屋
(
くすりや
)
さんだ。
信心
(
しんじん
)
するので、
神
(
かみ
)
さまが
薬
(
くすり
)
をおめぐみくだされたのかもしれない。」
手風琴
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おじいさん、お
薬屋
(
くすりや
)
さんをつれてきた。」と、いう
声
(
こえ
)
がきこえたのでした。その
家
(
いえ
)
の
周囲
(
しゅうい
)
は、
桃
(
もも
)
の
木
(
き
)
の
林
(
はやし
)
になっていました。
鶏小舎
(
とりごや
)
があって、
鶏
(
にわとり
)
がのどかな
声
(
こえ
)
でないていました。
薬売りの少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「お
薬屋
(
くすりや
)
さん、また
来年
(
らいねん
)
くるの?」と、
子供
(
こども
)
たちは、
少年
(
しょうねん
)
を
取
(
と
)
りまいてききました。
薬売りの少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
じいさんは、
変
(
か
)
わっている
男
(
おとこ
)
だと
思
(
おも
)
いました。
町
(
まち
)
の
薬屋
(
くすりや
)
へゆけば、このごろどんな
薬
(
くすり
)
でも
他
(
た
)
の
町
(
まち
)
からきている。そして、
光
(
ひか
)
ったりっぱな
容器
(
ようき
)
の
中
(
なか
)
にはいって、ちゃんと
効能書
(
こうのうが
)
きがついている。
手風琴
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
薬屋
(
くすりや
)
は、
紺
(
こん
)
もめんの、
大
(
おお
)
きなふろしきで四
角
(
かく
)
な
箱
(
はこ
)
をつつみ、それを
背中
(
せなか
)
へ
負
(
お
)
い、
足
(
あし
)
にきゃはんをかけ、わらじばきの
姿
(
すがた
)
で、
立
(
た
)
ち
去
(
さ
)
りました。
武男
(
たけお
)
は、しばらく、その
後
(
うし
)
ろ
姿
(
すがた
)
を
見送
(
みおく
)
っていました。
山に雪光る
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あの
薬屋
(
くすりや
)
さんは、これからどこへいくの。」
山に雪光る
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
薬屋
(
くすりや
)
は、
考
(
かんが
)
えていましたが
おばあさんと黒ねこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
薬
常用漢字
小3
部首:⾋
16画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“薬”で始まる語句
薬
薬研
薬鑵
薬罐
薬研堀
薬師
薬餌
薬売
薬缶
薬湯