“妙薬”の読み方と例文
旧字:妙藥
読み方割合
みょうやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薬屋くすりやさん、いっさいの妙薬みょうやくなら、このすいかのきずがなおされるだろう。」と、おんなは、あざわらっていいました。
初夏の不思議 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そこで今、伝馬町てんまちょうの薬屋で瘡毒そうどく一切いっさい妙薬みょうやくといふ赤膏薬あかこうやくを買つて来たのだが、そこで直ぐに貼つてしまへばいのに、極まりを悪がつて其儘そのままに持つてゐるのだ。
赤膏薬 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
太郎の妙薬みょうやくで病気も治ったらしく、晴れやかな気高い顔をしていました。側にチヨ子がついており、前からつきしたがっていた匪賊達が、後にひかえていました。
金の目銀の目 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)