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妙薬
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みょうやく
ふりがな文庫
“
妙薬
(
みょうやく
)” の例文
旧字:
妙藥
「
薬屋
(
くすりや
)
さん、いっさいの
妙薬
(
みょうやく
)
なら、このすいかの
傷
(
きず
)
がなおされるだろう。」と、
女
(
おんな
)
は、あざ
笑
(
わら
)
っていいました。
初夏の不思議
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そこで今、
伝馬町
(
てんまちょう
)
の薬屋で
瘡毒
(
そうどく
)
一切
(
いっさい
)
の
妙薬
(
みょうやく
)
といふ
赤膏薬
(
あかこうやく
)
を買つて来たのだが、そこで直ぐに貼つてしまへば
好
(
い
)
いのに、極まりを悪がつて
其儘
(
そのまま
)
に持つてゐるのだ。
赤膏薬
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
太郎の
妙薬
(
みょうやく
)
で病気も治ったらしく、晴れやかな気高い顔をしていました。側にチヨ子がついており、前からつきしたがっていた匪賊達が、後にひかえていました。
金の目銀の目
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
だがホーベスの
負傷
(
ふしょう
)
は、急所の
痛手
(
いたで
)
なので、この
妙薬
(
みょうやく
)
も
効験
(
こうけん
)
はなかった。かれは自分でとうてい助からないと知り、眼をかすかに開いて、ケートの顔をしみじみとながめていった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
「なにが
無理
(
むり
)
か。おまえこそいいかげんなうそをいって、
人
(
ひと
)
をごまかそうと
思
(
おも
)
っているじゃないか。いっさいの
妙薬
(
みょうやく
)
なら、このすいかの
傷
(
きず
)
をなおしてごらん。」
初夏の不思議
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
「あつさあたりに、
食
(
た
)
べあたり、いろいろな
妙薬
(
みょうやく
)
」といって、
呼
(
よ
)
び
歩
(
ある
)
きました。
薬売り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
東
(
ひがし
)
の
国
(
くに
)
から
薬売
(
くすりう
)
りが、「これは
支那
(
しな
)
の
昆崙山
(
こんろんざん
)
にあった、
不老不死
(
ふろうふし
)
の
薬
(
くすり
)
でございます。」といって、
献上
(
けんじょう
)
したので、
王
(
おう
)
さまはいままで、
年
(
とし
)
をとり
死
(
し
)
をおそれていられたのに、
幸
(
さいわ
)
い
不思議
(
ふしぎ
)
な
妙薬
(
みょうやく
)
を
得
(
え
)
て
北海の白鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
先祖代々
(
せんぞだいだい
)
の
家伝
(
かでん
)
、いっさいの
妙薬
(
みょうやく
)
。」といって、
歩
(
ある
)
いてきました。
初夏の不思議
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
妙
常用漢字
中学
部首:⼥
7画
薬
常用漢字
小3
部首:⾋
16画
“妙”で始まる語句
妙
妙齢
妙子
妙諦
妙見
妙義
妙齡
妙音
妙高
妙案