“くすりや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薬屋60.9%
藥屋17.4%
薬舗13.0%
藥舖4.3%
薬店4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その旅人とっても、馬をあつかう人の外は、薬屋くすりや林務官りんむかん化石かせきさがす学生、測量師そくりょうしなど、ほんのわずかなものでした。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
藥屋くすりやしゆ寫眞材料店しやしんざいれうてん、名かたかん板のはんダース、現像液げんぞうえきていえきさら、赤色とう、それだけは懇願こんぐわんすゑ母から金をもらつたのだつたが、むねをどらせながら、おし入へもぐりんでかん板を裝置そうちして
そういう物は自分一人でえないからみんな薬舗くすりや其所そこへ持って行って分けて遣る。自分の部屋の留守番をして居る弟子坊さんにも分けて遣る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
醫者いしや鉛筆えんぴつ手帖ててふはし一寸ちよつときつけて、それではすぐこれ藥舖くすりやつてるのだといつた。それから自分じぶんうちこれせばわたしてれるものがあるからとこれ手帖ててふはしいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
勘次かんじまたかはえてはしつた。藥舖くすりやではびんれたくすり二包ふたつゝみわたしてれた。一罎ひとびんが七十五せんづゝだといはれて、勘次かんじふところきふにげつそりとつた心持こゝろもちがした。かれ蜻蛉返とんぼがへりにかへつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それから今度は磠砂どうしゃ製造の野心を起して、ず第一の必要は塩酸暗謨尼亜アンモニアであるが、是れも勿論もちろん薬店くすりやにある品物でない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
薬店くすりやに行ても塩酸のある気遣きづかいはない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)