“薬店”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やくてん80.0%
くすりや20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ラサ府には三軒シナ人の薬店やくてんがあるけれども其宅その店が一番大きいので、そのあるじはまだ三十歳ぐらい、ごく人のよいかたで大層親切にしてくれた。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
渋江保さんの話に、渋江氏の若党柴田清助の身元引請人利兵衛は、本町四丁目の薬店やくてん大坂屋の通番頭で、年給二十両であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それから今度は磠砂どうしゃ製造の野心を起して、ず第一の必要は塩酸暗謨尼亜アンモニアであるが、是れも勿論もちろん薬店くすりやにある品物でない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
薬店くすりやに行ても塩酸のある気遣きづかいはない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)