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しゆく
私は
誠心を
以て
彼等を
祝します、
彼等の
爲に
喜びます!
進め!
我が
同胞!
神は
君等に
助を
給はん!
常にしたひむつべる
友にしあればことにうれしくてなほつがの
木のいやつぎ/\にたゆみなく
千枝に
八千枝にしげりて
木高きかげとなりたまはん
事をかつは
祝してたゝ
一言を
『
兩君!
君等の
幸運を
祝します。』と
言つたまゝ、
頭を
廻らして
左右を
顧見た
時、
忽ち、
艦の
後部艦橋を
降つて、
歩調ゆたかに
吾等の
方に
歩んで
來た
一個の
海軍大佐があつた。
述けるに亭主も此程
鈴ヶ
森にての
敵討の事此邊迄
隱れなく
遖れ
御本望を達せられし
段先々大悦なりと
祝し
倶に悦び其夜は
酒肴など出して種々に
待遇けるにぞ友次郎等は以前に
異らぬ
主の
侠氣を
一行
驚喜して曰く之れ即ち会津街道なりと、人影を見ざるも
既に村里に
在るの
想をなせり、
歓呼して一行の
無事を
祝す、昨暮
遠望したる一小板屋は尚之より岩代の方角に
向て一里余の
遠きに在り
わツといつて
駈け
拔けて、
後をも
見ずに
五六町、
彌次さん、
北八、と
顏を
見合はせ、
互に
無事を
祝し
合ひ、まあ、ともかくも
橋を
越さう、
腹も
丁度北山だ、
筑波おろしも
寒うなつたと
ぞ
祝し奉つる別して紀州にては
村々在々まで
殊の外に喜び
祝しけるとぞ。
抑此日や秋季皇霊祭にして
満天晴朗、世人は
定めて大白を
挙げて征
清軍の
大勝利を
祝するならん、余等一行も亦此日
水源を
確定するを得、帝国万歳の
声は深山に
響き
渡れり、水源の出処
既に
明なれば
無事に
此島に
上陸したる
事を
祝して
呉れるのであらう。
眼下に
茫々たる大湖ありと、衆忽ち
拍手して帰途の
方針を
定むるを得たるを
喜び、帰郷の
近きを
祝す、
日既に中して
腹中頻りに飢を
訴ふ、されども一
滴の水を得る能はず、
况んや飯を
炊くに
於てをや
が、としよりの
爲には
此の
暖な
日和を
祝する。
祝し奉つれり奧方
看病のため
國元へいらせられ
若君誕生にては
公儀へ對し
憚りありとて
内々にて
養育のおぼし
召なりまた大納言光貞卿は
當年四十一歳にあたり
若君誕生なれば四十二の二ツ子なり
何なる事にや
昔しより
忌きらふ事ゆゑ光貞卿にも
心掛りに
思召ある日
家老加納將監を