“しゆく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シユク
語句割合
宿74.1%
14.8%
5.6%
1.9%
1.9%
1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つけ走るとき鳴り響きて人をけさするやうにして有り四挺の車にやつの金輪リン/\カチヤ/\硝子屋びいどろやが夕立に急ぐやうなり鹽灘の宿しゆく
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
また李白りはくしゆくするいはく、揚杯祝願無他語さかづきをあげてしゆくすねがふにたにごなく謹勿頑愚似汝爺矣つゝしんでぐわんぐなるなんぢのちゝににることなかれ家庭かてい先生せんせいもつ如何いかんとなす?
聞きたるまゝ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
しゆくの外れに山田屋といへるあれば、そこに行きて聞きて見給へ』と教ゆ。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
所謂いはゆるこしの松ふうしゆく女もいく人か住むといふやうな物しづかな屋しき町でもある。
ね飛ばされて不二は一たび揺曳えうえいし、二たびは青木の林に落ちて、影に吸収せられ、地に消化せられ、忽焉こつえんとして見えずなりぬ、満野まんやしゆくとして秋の気をめ、騎客きかく草間に出没すれども
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
○そも/\我郷わがさと雪中の洪水こうずゐ、大かたは初冬と仲春とにあり。このせきといふしゆくは左右人家じんかまへ一道ひとすぢづゝのながれあり、すゑ魚野川うをのかはへ落る、三伏さんふくひでりにもかわく事なき清流水せいりうすゐ也。