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松島
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まつしま
ふりがな文庫
“
松島
(
まつしま
)” の例文
「ださうだね。
何
(
なに
)
しろ、
船
(
ふね
)
で
巡
(
まは
)
るか、
富山
(
とみやま
)
へ
上
(
のぼ
)
らないぢやあ、
松島
(
まつしま
)
の
景色
(
けしき
)
は
論
(
ろん
)
ずべからずと、ちやんと
戒
(
いまし
)
められて
居
(
ゐ
)
るんだよ。」
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
また
松島
(
まつしま
)
では、
老母
(
ろうぼ
)
と
少女
(
しようじよ
)
とが
抱
(
だ
)
き
合
(
あは
)
せて
葬
(
はうむ
)
つてありましたが、これは
定
(
さだ
)
めし
祖母
(
そぼ
)
と
孫娘
(
まごむすめ
)
とが
同時
(
どうじ
)
に
病死
(
びようし
)
したものを
葬
(
はうむ
)
つたものと
思
(
おも
)
はれます。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
足
(
あし
)
かけ三
年
(
ねん
)
の
長
(
なが
)
の
間
(
あいだ
)
に
松島
(
まつしま
)
さまが
何
(
ど
)
れほど
盡
(
つく
)
して
下
(
くだ
)
されたと
思
(
おぼ
)
しめす、
私
(
わた
)
しでさへ
涙
(
なみだ
)
がこぼれるほど
嬉
(
うれ
)
しきにお
前
(
まへ
)
さまは
木
(
き
)
か
石
(
いし
)
か、さりとは
不人情
(
ふにんじよう
)
と申ものなり
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
わたしも
松島
(
まつしま
)
記念大会に招かれて、仙台、
塩竈
(
しおがま
)
、松島、
金華山
(
きんかざん
)
などを四日間巡回した旅行中の見聞を、手当り次第に書きなぐるにあたって、この五色筆の名をちょっと借用することにした。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
松島
(
まつしま
)
がですか?」
猟奇の街
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
▼ もっと見る
火
(
ひ
)
がどツさり。
炭
(
すみ
)
が
安
(
やす
)
い。
有難
(
ありがた
)
い。
平泉
(
ひらいづみ
)
の
晝食
(
ちうじき
)
でも、
昨夜
(
ゆうべ
)
松島
(
まつしま
)
のホテルでも
然
(
さ
)
うだつた。が、
火
(
ひ
)
がどツさり。
炭
(
すみ
)
が
安
(
やす
)
い。
有難
(
ありがた
)
い。
鐵瓶
(
てつびん
)
の
湯
(
ゆ
)
はたぎる。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
昨日
(
きのふ
)
も
此近傍
(
このあたり
)
の
噂
(
うはさ
)
を
聞
(
き
)
けば
松島
(
まつしま
)
さまは
世間
(
せけん
)
で
評判
(
ひようばん
)
の
方
(
かた
)
、
奧
(
おく
)
さま
持
(
も
)
たうなら
撰
(
よ
)
り
取
(
ど
)
り
見
(
み
)
どりに
山
(
やま
)
ほどなれど
何方
(
どれ
)
もお
斷
(
ことは
)
りで
此方
(
こなた
)
へのお
出
(
いで
)
は
孃樣
(
ぢようさま
)
の
上
(
うへ
)
にばかり
日
(
ひ
)
の
照
(
て
)
りが
違
(
ちが
)
うか
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
陸前
(
りくぜん
)
松島
(
まつしま
)
の
宮戸島
(
みやとじま
)
だとか、
三河
(
みかは
)
の
吉胡
(
よしこ
)
だとか、
河内
(
かはち
)
の
國府
(
こふ
)
だとか、
備中
(
びつちゆう
)
の
津雲
(
つぐも
)
だとか、
肥後
(
ひご
)
の
阿高
(
あこう
)
などでは、ずいぶんたくさん
人間
(
にんげん
)
の
骨
(
ほね
)
が
出
(
で
)
て、ある
一
(
ひと
)
つの
場所
(
ばしよ
)
からは
百體
(
ひやくたい
)
三百體以上
(
さんびやくたいいじよう
)
の
骨
(
ほね
)
が
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
松島
(
まつしま
)
から
帰途
(
かへり
)
に、
停車場
(
ステーシヨン
)
までの
間
(
あひだ
)
を、
旅館
(
りよくわん
)
から
雇
(
やと
)
つた
車夫
(
しやふ
)
は、
昨日
(
きのふ
)
、
日暮方
(
ひぐれがた
)
に
其
(
そ
)
の
旅館
(
りよくわん
)
まで、
同
(
おな
)
じ
停車場
(
ていしやば
)
から
送
(
おく
)
つた
男
(
をとこ
)
と
知
(
し
)
れて、
園
(
その
)
は
心易
(
こゝろやす
)
く
車上
(
しやじやう
)
で
話
(
はな
)
した。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お
民
(
たみ
)
上
(
うへ
)
もなき
縁
(
ゑん
)
と
喜
(
よろこ
)
びてお
前
(
まへ
)
さまも
今
(
いま
)
が
花
(
はな
)
のさかり
散
(
ち
)
りがたに
成
(
な
)
つては
呼
(
よ
)
んで
歩行
(
あるく
)
とも
賣
(
う
)
れる
事
(
こと
)
でなし、
大底
(
たいてい
)
にお
心
(
こヽろ
)
を
定
(
さだ
)
め
給
(
たま
)
へ、
松島
(
まつしま
)
さまに
恩
(
おん
)
はありとも
何
(
なん
)
のお
束約
(
やくそく
)
がありしでもなく
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
しかし、
無理
(
むり
)
だよ。……
予
(
かね
)
て
聞
(
き
)
いても
居
(
ゐ
)
るし、むかしの
書物
(
しよもつ
)
にも
書
(
か
)
いてある。——
松島
(
まつしま
)
を
観
(
み
)
るのは
船
(
ふね
)
に
限
(
かぎ
)
る。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
菖蒲
(
あやめ
)
、
杜若
(
かきつばた
)
は
此處
(
こゝ
)
ばかりではない、
前日
(
ぜんじつ
)
——
前々日
(
ぜん/\じつ
)
一見
(
いつけん
)
した、
平泉
(
ひらいづみ
)
にも、
松島
(
まつしま
)
にも、
村里
(
むらざと
)
の
小川
(
をがは
)
、
家々
(
いへ/\
)
の、
背戸
(
せど
)
、
井戸端
(
ゐどばた
)
、
野中
(
のなか
)
の
池
(
いけ
)
、
水
(
みづ
)
ある
處
(
ところ
)
には、
大方
(
おほかた
)
此
(
こ
)
のゆかりの
姿
(
すがた
)
のないのはなかつた。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
後
(
のち
)
に、
奧州
(
あうしう
)
の
平泉
(
ひらいづみ
)
中尊寺
(
ちうそんじ
)
へ
詣
(
まう
)
でたかへりに、
松島
(
まつしま
)
へ
行
(
ゆ
)
く
途中
(
とちう
)
、
海
(
うみ
)
の
底
(
そこ
)
を
見
(
み
)
るやうな
岩
(
いは
)
の
根
(
ね
)
を
拔
(
ぬ
)
ける
道々
(
みち/\
)
、
傍
(
かたはら
)
の
小沼
(
こぬま
)
の
蘆
(
あし
)
に、くわらくわいち、くわらくわいち、ぎやう、ぎやう、ぎやう、ちよツ
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“松島”の解説
松島(まつしま)は、宮城県北東部の松島湾内外にある約260の島々からなる諸島やそれを擁する多島海(島の数については諸説ある。後述)。または、湾周囲を囲む松島丘陵も含めた修景地区のことである。日本三景の一つに数えられている。2019年の観光入込客数は約598万人。かつては「東の松島 西の象潟」と謳われ、同じく東北地方に存在していた修景地の象潟と並び称されていた。
(出典:Wikipedia)
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
島
常用漢字
小3
部首:⼭
10画
“松島”で始まる語句
松島大佐
松島海軍大佐
松島主税
松島忠雄
松島三郎治
松島茂平次
松島大佐閣下
松島海軍大佐閣下